「脱自粛」を説く理由(わけ) | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

海賊RIOさんのブログで、いいものを見つけた。

hidekidos かく語りき-脱自粛

イラスト自体は、誰かがボランティアで描いてくださったものらしい。

「さあ、発元気で経済を廻そう。」

と、この人らしい短文で、ズバリ結論を言い切っている。


これ以上、なんの説明もいらないくらいだが、以下、私見を述べる。


『自粛ムードを応援ムードに』と、
川勝静岡県知事がイベント開催を呼び掛け始めた。
浜松まつり、安倍川花火大会中止にも、応援メッセージを付け加えて開催をと要望。
いいね。今こそ、やらまいか精神だ。


きのう(3月31日)の僕の朝ツイートである。

このつぶやきは、84人の方が公式リツイートしてくれた。

“賛同のあらし”と言いたいところだが、次のようなコメントもあった。


これからが本当に大変な時が来る事が予測されるのに、
善悪は別にして、必ずそんな声が出てくと思ってました。


正論である。こうした声には謙虚に耳を傾けざるを得ない。

実は、静岡市の夏の恒例・安倍川花火大会が中止になったとき

僕は以下のようなツイートをしている。


安倍川花火大会中止は静岡市民の「なんとかしなくちゃ」の思いに火をつけたようだ。
静岡市出身の立教大学の学生さんがmixiとツイッターで中止決定を覆そうと
仲間を募り始めた。今ならまだ間に合うと思う。協力できる人はこちらへ


女子学生から「呼びかけ」拡散のつぶやきがあり応援ツイートしたわけだが

これは、僕の早とちりだった。

以後、彼女が行動を起こした形跡は全くないのだから。


しかし拡散のツイートをした以上、僕は調べたし、多くの人の意見を聞いた。

キーマンは誰か、行政はかかわっているか、中止を覆すタイムリミットはいつか…

運動への参加者は見込めるか、どうやって集め、具体的に何をすれば効果的か。

そうした中で、友人の1人がいった言葉が腑に落ちた。

「時期があるね。もう少し世の中、落ち着いてから…」

なるほど、急ぎすぎてもいけない。


「脱自粛」にこだわる訳は---、

今度の復興は息の長いものになるはずだからだ。

多くの人の善意の寄付が、先日、500億円に達したと新聞に出た。

妻と僕が同時に「兆という額はすごいものだね」といった。

とりあえずの復興補正予算が2兆円と言われている。

最終的には20兆円になるとも。


財政再建が課題の日本は、さらに莫大な借金を抱え込むことになる。

しかし同胞を助けるため必要な金である。

最終的には、時限付き復興消費税のような形になるのではないかと想像している。

国民にとって、決して小さな負担ではない。

さらに、この震災で被災者のみならず、影響を受けている個人、会社は数多い。

経済が活発でなければ復興資金を捻出できない

というのは、もはや自明の理ではないか。


また、人々の気分というものがある。

がまん、がまんで行くと、やがてがまん自体に飽いてくるというのが人間だ。

自然体がいい。

熱くなるときには熱く、そういう場所があった方が復興への決意は長続きする。


僕の意見は、被害に遭った人たちを冒涜しているだろうか。

そう感じる人には申し訳ないと思う。

しかし一方、うなづいてくれる人もいるのだと信じている。

長い困難な戦いに参戦し続けるためには、自然体で行こうや、

が僕の姿勢である。


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