先週の日曜日は、小田急線の某駅近くの大学で資格取得試験が有りました。


その結果はさておき、普段あまり乗らない大好きな小田急線に乗りたくて、電車を待っていたところ、やって来たのはこの電車。



大好きな小田急線の中でも、最も好きな8000形です。


ご存知の通り、いわゆる小田急カラー(アイボリーの車体に青色の帯をまとった)の電車としては、最後の形式となりましたが、この電車の登場時より、この形式は小田急線で活躍する数ある通勤型電車で最も好きな車両で、小田急線に乗った際や沿線で見かけた時など、ついつい凝視してしまう存在の車両です。


今回は別な乗り鉄の目的があり、登戸駅から江ノ島線の湘南台駅まで、8000形で運行された藤沢行の快速急行列車に乗りました。


大好きな電車だけに、乗ったのは最後部の運転室すぐ後付近のスペース。



こんな運転室付近のスペースも、今の最新車両にはない感じが、昭和生まれの私にとって好きな雰囲気だったりします。


途中の新百合ヶ丘駅付近では、期せずして多摩線運用に入っている8000形との並走シーンも。




ほんの僅かな時間でしたが、テンションの上がる瞬間でした。


そしてこの8000形、既にご存知の方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、某大手私鉄の支線向けに譲渡されることが先日発表されました。


この報には、驚かれた方もいらっしゃるとは思いますが、そんな私もステンレスやアルミニウム製の電車ならまだしも、機器更新はされているものの鋼製の車両が譲渡されることには少なからず驚かされました。




8000形快速急行電車に乗りながら、運転室を見回しましたが、ご覧の通りマスコンはワンハンドル化され、また乗務員用のモニターなども追加装備されており、最新の車両にも負けない装備がされていることが分かりました。


なるほどこれなら、当座の一時しのぎにはなると思われ、他社線でも十分に活躍出来ると思いました。


そんな8000形に乗ること30分で目的地の湘南台駅に到着。



もしかしたら最後の乗車になってしまうかもしれない小田急8000形をホームから見えなくなるまで見送りました。


小田急8000形の他社への譲渡は、来年から始まるとのことですが、譲渡先で活躍する路線は、自宅から比較的近いところを走っており、そこでもまた、8000形の乗車体験が味わえるかと思うと、今からそれも楽しみだったりします。


また、この8000形が他社でどのような塗色で出場するか、小田急から譲渡先へ向かうのに、どのようなルートで回送されるかも、ちょっと興味深いものだったりします。(仮に甲種回送された場合には、自宅近くを走る武蔵野線を経由することになり、時間が合えばそれも見に行きたいと思っています。)


他社への譲渡の発表から、甲種回送(されるかどうかは今のところ分かりませんが)、他社線での活躍等、今後も目が離せない小田急8000形の話題のネタでした。