中陰飾り等のお葬式の道具が白い理由 | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。

月は満月で
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プラチナエイジの日で
穴子の日で
涼しい朝で迎えた7月5日の日曜日
 

 

 

 

おはようございます♪

伊丹のおくりびと、はやみんです♪

 

 

 

 

今日のブログは中陰飾りのお話です

 

 
 
お葬式の時のお飾り
 
 
 
亡くなってすぐ枕元に飾るのは枕飾り
 
 
 
お葬式が終わった後
 
四十九日法要まで

お骨やお位牌をお守りする飾りを
 
中陰飾りと言います。
 
 
 
 
地方によって違う名前もありますが
 
それはまた別の機会に触れる事にして
 
 
 
今日は中陰飾りでお願いします。

m(_  _ ) m
 
 
 


時々お客様から
 
自宅に飾ってる道具は
(中陰飾りの事)
 
うちが頂いた物ですか?
 
速水さんにお借りしてる物ですか?
 
四十九日の法事以降はどうすれば良いですか?
 
 
 
そんなご相談をいただきます。
 
 
 
お葬式の時
 
自宅へ中陰飾りを設えに行った時に
 
必ず説明をしてるのですが
 
49日も経つと忘れてしまう事もありますね💦
 
 
 
もちろん差し上げてる物です
(他社さんは分かりませんが...)
 
 
 
四十九日法要以降は使い道がないので
 
お引き取りしているのです
 
 
 
 
心情的にですが
 
仏さんに使った道具を
 
ゴミに出すのって抵抗ありますしね...
 
 


電柱の足下に出してるのを

たまに見かけますが…





 
ですが、お引き取りせずに
 
そのまま差し上げる事もできます。
 
 
 
 
それはさておき
 
どうして四十九日法要後は使えないのか?
 
とのご質問ですが
 
 
 
本来、仏様のお守りは
 
塗りの施されたお道具や
 
焼き付けされた瀬戸物を使うのですが
 
 
 

お葬式が
 
故人の死が
 
余りに急な事なので
 
何も準備ができてない
 
 
 
 
という
 
「お葬式の準備をしてません」
 
演出(風習)なんです
 
 

 
ですから木製の道具は白木のままですし
 
焼き物も素焼き風に真っ白なんです。
 
 
 
 
四十九日法要が明けると
 
普段通りお仏壇でのお守りに戻ります。
 
 
 
 
急拵えのお葬式用の真っ白なお道具を
 
いつまでも使わないのは
 
そういった理由があるんです
 
 
 
この
 
「お葬式の準備をしていません」風習は
 
お香典に新札を使わないとか
 
お香典の表書きを薄墨で書く
 
と言う作法にも見られますね♪
 
 
 
・新札は前もって準備をする物
 
・墨をしっかりする時間もなかった
 
という事でしょうか
 
 
 
 
あまり役立つ機会は無いと思いますが
 
お葬式豆知識でした♪