【もう一つの意味】明けましておめでとうございます | 伊丹のおくりびと

伊丹のおくりびと

伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。

大祓の日で
シンデレラデーで
後陽成天皇、アンソニー・ホプキンスや俵万智の誕生日で
ア・バオア・クー攻略戦の日なもんだから
ギレン・ザビとキシリア・ザビの命日で
なんと言っても大晦日で


暖かい夜明けで迎えた
 
 
12月31日の火曜日
 

 


おはようございます♪

伊丹のおくりびと、はやみんです♪

 

 

 

暖かな朝で迎えてた今日は自宅で朝ごはんを食べて

 

 

 
出勤
 

 

 

 

明日にお正月を控えた今日は

 

お客様宅へドライアイスの補充と


お寺での除夜会のお手伝いと

 

猪名野神社で販売する年越し雑煮のお手伝い

 

 

 

そんな今日のブログは新年の挨拶のお話です

 

 

 

 

 

Happy New Year

じゃなくて

「明けましておめでとう」
 

 

 

 

 

 

 
 

今ではほとんどの日本人が新しい年を迎えたことを祝い合う意味で使っている挨拶言葉ですが
 
この「あけましておめでとう」という言葉にはもう一つのお祝いの意味が含まれているのです。
 
 
 
 
それは
 
お誕生日への祝いの気持ち
 
 
 
 
現代の年齢の数え方は満年齢で数えるのが一般的になってますが
 
もともと日本では数え年で年齢を数えていました。
 
 
 
 
いつから数え年で年齢を数え出したのか探してみたけどそれらしい文献を見つけられませんでしてが
 
数え年を使わなくなったのは明治時代から
 
 
 
 
政府が法令を出して「満年齢」に統一しようとしたけど
庶民の間では全然馴染めず、従来の「数え年」を使い続けた明治時代(笑)

更に公的機関などはすべて「満年齢」とする法律を制定てやっと満年齢が一般的になってきたのが第2次世界大戦後の1950年(昭和25年)
 


何千年もの間数え年を使っていた日本人が満年齢を使うようになってたかだか70年しか経っていないんですね♪
 
 
 
で、
 
数え年と満年齢で何が変わるかというと
 
誕生日のお祝いのタイミングが変わりますね♪
 
 
 
家族みんなが一緒に年齢を重ねられた事を
 
「おめでとうございます」と祝い合うお正月。
 
 
 
その昔
 
農民庶民がカレンダーを持っていたり
 
今日が何月何日かだなんて分かり得なかった江戸時代
 
子供が生まれた日にちにも大らかだったのは理解にたやすい。
 
 
 
長く稲作に関わりながら
 
「いね(命の根)」を中心に一年の暦が回っていた頃
 
 
 
今のような個人ファーストじゃなく
 
家族や村社会で命を繋いでいた時代の佳き風習。
 
 
 
ちなみにお年玉の語源は(一説によると)
 
 
 
 
家族みんなで歳を賜るお正月に迎え入れる歳神様に供えられた鏡餅がお下がりとして子供に与えられ
 
その餅が「御歳魂(おとしだま)」と呼ばれていたこと

歳を賜る
魂を授かる
 
という事に由来してるんだそうです。
 
 
 
 
知り合いの中には
 
「うちは誕生日を祝う風習がない
 
そんなもん毎年来るし全員にくるから祝う必要なんて無い!」
 
と豪語している人がいるけど(その人も考えも否定はしないが)
 
 
 
 
ちゃんと命の時間に感謝する文化を大切にしていきたいと
 
明日にお正月を控えて改めて帯を締め直す機会になりました。


 
 
ちなみに
 
数え年の数え方は
 
お腹の中に宿った命の時間も数えるので
 
お腹の中から出てきた時点で1歳
 
その後、初めて迎えたお正月で2歳。
 
以後、お正月を迎える都度年齢を重ねる計算です♪
 
 
 
ちなみにちなみに
 
ゼロの概念が無いのは

・0月や0日が無いカレンダー
 
・0年生からじゃなくて1年生から始まる小学校
 
・「一からやり直す」という言葉
 
・etc...
 
のように現代でも一般的な概念として日常の暮らしに広く浸透してますね♪
 
 
 
八百万の神様と暮らす日本に生まれた事に
 
そして多くの仲間と日々を暮らせ
 
共に迎えられる新年に感謝。
 
 
 
いつもありがとうございます♪