世界一だと言われている日本の紅葉
そう、
秋の風物詩
色づく樹々の紅葉
冬に備えて葉を赤く染め
春に備えて葉を落とす
段々冬になるにつれて弱くなる陽射し
夏の間は精一杯出来た光合成ほどの栄養を作り出せなくなる
そう、沢山の葉を維持するだけのエネルギーが作れなくなる
実はこの時、ふたつの大切な仕事をしていて
葉っぱを構成している有機物の内、
養分として再利用できるものを落葉前に回収しているのです
それと同時に光合成をしていた葉緑体が不要になり分解されるんだけど
その過程で発生する活性酸素（有毒）ができて自身の組織を破壊してしまう（光酸化障害）のです。
光酸化障害を防ぐために青色の光を遮るべく赤い色素のアントシアニンを作り出し
有害物質を生成を抑えながら栄養分をしっかり蓄える事ができる
そのアントシアニンの色で葉が赤く見える
そう、
落ち葉は枯れて落ちるのじゃなくて
春に一気に芽吹く栄養素を貯めるため
赤く染めて落としているのです
そんな落ち葉
落ちたての落ち葉はハリと潤いもあり
しっかりと重たくツヤがあり風に舞う時も「カラカラ」と音がする
一日経つと少し乾燥が進み軽くなりツヤもなくなり
さらに日にちが経つと触ってもカサカサ音がするほど乾燥が進む
更に日が経ち乾燥が進み枯葉になる
そーっと乾燥が進むとカラッカラに乾いた葉っぱになるけど
アスファルトに落ちると
踏まれてペタンコになり
更に踏まれてアスファルトと一体化して
粉々になって土に還る
若々しくて瑞々しい落ち葉ってカラフルで綺麗ですよね♪
そしてその頃
枝々ではすでに春の準備も進んでいる
どんな進化をしてきたんだろう
植物ってすごいですよね♪