「EPA介護福祉士の視点から」ビハーラケア研究会2017年度第4回定例研究会より | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。

尼崎みとりまちプロジェクトから

明日にお通夜を控えたさくらホールで
 
遅めの昼食を済ませて
 
 
 
 

今夜はここ、あそか苑で

ビハーラケア研究会の2017年度第4回定例研究会

 
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EPA介護福祉士の視点からと題して

 

 

 

 

多文化多言語多宗教共生社会を考察する

 

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今日の講師は第1期経済連携協定(EPA)候補生として

インドネシアから10年前に来日された

 

トゥリ・ユリアンティさん(以後ユリさんと表記)

 

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まずはユリさんのフリートークで始まり

 

 

 

コーディネーターを交えたクロストーク

 

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そして質疑応答

 

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会場から集めた質問を次々と答えやすい質問にアレンジしながら

 

ユリさんの言葉を引き出していく

 

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コーディネーターの桑原さんの質問力に感動し

 

その質問に はにかむ笑顔がめちゃめちゃ可愛いユリさん

 

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母国での言語学習が無かった当時、23歳でEPA第1期生として来日し
 
働きながら語学と介護福祉士の国家資格の勉強をされたユリさん

 

 

ローマ字しか使わないインドネシアと違い

漢字と平仮名とカタカナが混在する日本語は難しく

何よりも語学学習で学ばなかった大阪弁が一番難しかったけど


今では大阪弁しか喋れません💦

と笑顔が溢れる





インドネシアと日本の文化の違いや風習の違い

例えば

インドネシアでは平均寿命が60台で



老人が少なく

認知症の人となるとまず目にする事がない




早目に出勤するし残業も頑張る日本人の真面目で勤勉さに驚き



年がら年中夏のインドネシアと違い

日本には四季がある



暮らしの中での楽しみは季節の移ろいで

春と秋が好きで夏の暑いのは平気だけど冬の寒さは堪らない。



仕事の上での楽しみは

認知症の方のケアとターミナルケア(看取り)だと

食べ物や飲み物など利用者さんが一番好きな事をしてあげて看取れた時が一番嬉しいと




そもそも日本に来たのは

幼少の頃からドラえもんを見ていて日本が好きだった

ドラえもんに会いたいけど10年経っても会えてない

はじめは抵抗があったけどお刺身が一番好きで

インドネシアに何か食べ物を持って帰るとするなら

日本のお米を持って帰りたい!

日本のお米はめちゃめちゃ美味しいんです♪

 

 

 

 

第1期EPAとして200人のインドネシア人が日本の各地で働き始め

 

 

 

 
10年を経た今では10人ほどしか残っていない

 

 

 

 

その帰国の最大の理由は結婚。

 

 

 

 

インドネシアでは20代前半で結婚するのが一般的らしく

 

年頃だったユリさんも母国の家族からそれなりのプレッシャーがあったと。

 

 

 

 

インドネシアからお婿さんを迎え

晴れて結婚

 

そして懐妊

 

 

 


インドネシアでは幼稚園や保育園が無く

育児機関に子供を預ける事に不安を感じる。

 

 



え?結婚???



 

 

お見合い当時相手さんに

 

日本に来る事、あそか苑に来る事を条件にしたって(驚)

 

 

 

お婿さんよりあそか苑を優先したユリさんも凄いけど

 

 

 


200人中10人しか残っていないその一人が

兵庫県伊丹市のあそか苑に居る事も凄いし

旦那さんの職場まで提供できているあそか苑も凄いな。。。