さて、
前回は母の柩に蓋をするまでを書きました。
出棺からの話しをします。
関東では喪主の挨拶を出棺時、
屋外、霊柩車の横でマイクを持つ。
関西では閉式の挨拶になる
出棺の時には挨拶はないのです。
出棺の葬列。
式場から霊柩車までの道のり
喪主が位牌を持ち
その隣で兄の奥さんが遺影を持つ予定だったんだが
この日体調を悪くした兄に代わって位牌を持つ
隣で遺影を持つのも
母のすぐそばで永く世話をしてくれた
妻に代わってもらう旨、
兄の奥さんに快諾頂いた。
長い参道を柩が行く。

常休寺山門からの出棺。
大勢の会葬者に見送られながら
霊柩車、
タクシーが3台
マイクロバスが2台。
火葬場に向けて出発する。
親族以外にも按摩の先輩方や
母の友人数人にも一緒に火葬場まで送って頂く。
ドライバーさん達の配慮で急遽
さくらホールの前を通って行く事にしてくれた。
晩年の母があそか苑でずっと帰りたがっていた
母が住まいとしていた「事務所」である。
回り道をしても火葬場までは10分程で辿り着く。
火葬場の職員の方々も僕からすれば仕事仲間である。
遺族として火葬場に行くのも妙な感じだ。
火葬場でお別れの焼香をすると炉の扉を閉める。
合わせる掌に「ありがとうございました」と声に出す。
乗って来た車に乗り合わせてお寺へと戻る。
戻ると配膳が済んでいて皆に座って頂く。
親族だけにとどまらず
昨夜も来てくれていた
按摩の先輩方、母の友人、
お手伝いのメンバーや会社のスタッフ。
タクシーやバスのドライバーさんも
手が空いた人から座って頂き一緒に食べてもらう。
ホントは花屋さん達にも一緒に座ってもらいたかったんだが
彼らは仕事中なので
その日のお昼時に花屋さんの会社にお膳を届けてもらった。
頼んだお膳は80台!!
体調を崩し休んでいる兄にも持って帰ってもらうように奥さんに託す。
80台のお膳が最終的に2台余っただけだった。
その2台もお持ち帰り用にパック詰めしてもらい
帰宅後、妻と頂きました。
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