級友との再会と、この春の決意 | hideのブログ 越えて生きていく 急性前骨髄球性白血病 (APL)

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2015年2月24日に白血病を告知され緊急入院、同年11月28日まで入院、通院にて抗がん剤治療を受ける。
2016年1月より2年間の維持療法開始、職場復帰を果たす。
2017年11月に維持療法を終えて経過観察に入る。
白血病越えて生きていくオッサンの記録です。

高校の来年の同窓会総会の当番幹事が先輩から順番に回ってきて、高校時代のクラスメイトと28年振りに会うことになった。





お互い容姿はかなり変わっていたけど、話をするうちに気分だけは高校時代にタイムスリップした。





彼の突然の告白でとても驚いたことがあった。





何とその彼、30歳の時に悪性リンパ腫に罹患したとのこと。





クラスメイトに俺以外に血液疾患患者がいたなんて、どちらも10万人に2、3人の珍しい病気の筈なのに、、、。





自分も白血病なんだと知ると、彼も同じようにとても驚いていた。





彼はリンパ腫で10年闘病したとのこと。





有難いことに彼も今は元気だけど、ここまでくるには大変な苦労があったのだ。





病気になってしまった時に感じた気持ちは彼も俺と同じだった。





病気になった時からずっと、病気になる前の自分に戻りたいとそればかり思っていた。





これは何かの間違いなんだと、病気の自分を受け入れまでには時間がかかった。





でもどんなに願っても、「覆水盆に返らず」、起きてしまったことは無かったことには出来ないのだ。





出来ないことを望んでいても幸せにはなれない、それより限りある人生、もっともっとポジティブに楽しまなければ勿体ない!





同じような境遇の彼と再会して話が出来たことで、改めてそんな思いが強くなった気がする。





彼もきっと同じ気持ちでいるのだと思う。





満開を迎えた地元の一本桜は、そんな密かな春の決意を後押ししてくれているように見えた。