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我に任せろ!
私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。
ついに為朝は源重貞(みなもとのしげさだ)によって捕えられ、京へ運ばれました。
為朝さん、逃亡中に病になって湯治している時に捕らえられたんだよ
為朝が捕縛されたことは、すぐさま京に報されました。
この報せを聞いた後白河天皇(ごしらかわてんのう)は側近の信西(しんぜい)に、
後白河天皇
後白河「信西、源為朝が京へ運ばれてくるの〜ぜひ見たいの」
信西「帝が謀反人を見るなぞ、いけません。」
後白河「よいではないか、先の戦では見ることはできなかった。どんな大男か見たいのだ。なっ、忍んで行けばよかろう。」
信西「……やれやれ」
為朝の兄、義朝(よしとも)は、
義朝「ついに捕まってしまったか……」
京に為朝が運ばれてきました。
手は後ろに回され、縄で固く縛られ、馬に乗せられて引き回しされたのです。
為朝を見ようと京の民が集まっていました。
「あれが鎮西八郎為朝かぁ」
「大きいなぁ〜」
「あんなに縛られては、さすがの為朝も動けないのかぁ」
為朝は眉ひとつ動かさず、微動だにしませんでした。
しかし、ある民が、
「為朝も為義(ためよし)のように義朝に斬られるのかなぁ…」
この声を聞いた為朝は目を見開き、
為朝『父上が兄上に斬られたと…そんなことが…まさか…』
為朝を見る民の中には貴族もいました。そして牛車の中から見る貴族もいたのです。
その中に、
後白河「あれが為朝かぁ〜大きいの〜あれは強いであろう。」
後白河天皇は密かに忍んで、為朝を見に来ていたのです。
後白河天皇さんはいろんなことに興味を持つ変わった帝だったんだね
「八郎…」
そして、民の群衆の中に為朝の母、光(ひかり)とイチとタカもいたのです…
つづく…







