暴れん坊を頼れ〜第42話 荒れる源氏再び | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。



朝廷は為朝に出頭の宣旨を出したが、香椎宮(かしいぐう)の神人に扮した秋月(あきづき)の手の者により、宣旨の使いが暗殺されました。

コアラ秋月は偽りを訴えて為朝さんを悪者にでっちあげてたからね



この頃、朝廷は鳥羽法皇(とばほうおう)の院政期。

鳥羽法皇


その院政で力を伸ばしているのが信西(しんぜい)でした。


コアラ信西さんは出家した法名で元は藤原通憲(ふじわらのみちのり)って言うんだ



信西「源為朝は出頭に応じないか…それなら為朝の父である為義(ためよし)の検非違使の職を解け!」






検非違使解任はすぐさま為義に知らされました。


源為義



為義「活躍してると思ったが…通清(みちきよ)、子はどこにいても親を困らせる。」


通清は鎌田通清(かまたみちきよ)といい、為義に仕える家臣です。


通清「…殿(為義のこと)、殿が為朝様に文を出して呼び戻してはいかがでしょう?」


為義「そうだな…」



そこへ東国より驚きの報せが為義に入りました。


為義「東国へ送った義賢(よしかた)が討死した…。」


通清「義賢様が!?誰に討たれたのですか?」


為義「義朝(よしとも)の長男、義平(よしひら)なるものだ…。」



源義平



コアラ義朝さんは上洛する時に東国を義平さんに任せたんだよ。この時、義平さん、15歳だって。



為義「義朝め!!弟である義賢を殺すとは…」





源氏は再び身内で醜い争いをしていたのです。






その頃、九州の為朝は、



為朝「八太(はちた)!」


八太「父上!!」



為朝の長男の八太がすくすく育ち、走り回っており、為朝が追いかけていました。



その姿を百合(ゆり)が微笑みながら見ていました。




その腕には赤子がいました。


為朝と百合の第2子は女の子で里香(りか)と名付けられました。


この里香は私の母なのです。


コアラちなみに里香と言う名前はこの物語の創作だよ





そこへ太助(たすけ)がやってきました。


太助「殿(為朝のこと)、京のお父上から文が参ってます。」


為朝「おっ、父上から?文が来るなど、珍しいな。」






為朝は文を読みましたが、見る見るうちに顔色が変わってきました。



百合「八郎(為朝のこと)、どうしたの?」


為朝「…京に行かねばならぬ。」







つづく…



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