前回まではこちら⬇️
我に任せろ!
私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。
「攻めよ!!」
為朝の軍勢は肥後国の目代、菊池吉隆(きくちよしたか)の館に向けて進軍していきました。
吉隆は、
吉隆「赤星(あかほし)!門を開けてはならぬ!守るのだ!!」
赤星「守っておりまする。しかし、こちらの兵の数が足りませぬ!」
肥後の百姓は皆んな、為朝さんの軍勢に加わっているんだよね
バァーン!!
吉隆「なっ!なんだ、あの音は!?」
赤星「敵が丸太で門を打ち破ろうとしています!!」
吉隆方の兵は懸命に門を打ち破られまいと守っていました。
それを見た為朝は、
為朝「皆、下がれ!!」
為朝は大弓を引き、矢を放ちました。
スバッ!!
矢は門の真ん中を打ち抜きました。
為朝「今だ!!門を壊せ!!」
「おお!!」
バゴッ!!
為朝の軍勢は丸太で門を打ち破り、館の中で次から次へと入っていったのです。
吉隆の軍勢は討ち取られる者、逃げる者と崩れていきました。
そして、
「敵の大将、討ち取ったり!」
声を上げたのは、太助(たすけ)でした。
為朝は肥後の目代を征圧したのです…。
つづく…
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