暴れん坊を頼れ〜第23話 さらわれた百合 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




我に任せろ!

私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。




記憶を無くした為朝は百合(ゆり)や、その父・三郎(さぶろう)の畑仕事を手伝っていました。



三郎「八郎(為朝のこと)は体が大きく力もずば抜けて強いから、畑仕事がはかどるの」


百合「はい、でも記憶は戻るのかしら…」



コアラ為朝さんは崖から落ちて記憶を無くしているんだよ




為朝らの畑仕事を遠くで見ている者がいました。


その地の目代の尾形惟盛(おがたこれもり)とその家臣、八代(やしろ)でした。



コアラ目代って、その地の国司が派遣した代理人なんだよちなみに尾形惟盛さんと八代さんは創作の人物だよ。



惟盛「あの女…大きくなって、かわいくなったの〜」


八代「目代様、女を側女にお望みですな。この八代にお任せくだされ。」


惟盛「八代〜、わかっておるの〜、楽しみにしておるぞ〜」





数日後、三郎の家に八代が来ました。


八代「そなたの治める年貢の数は少ない!!目代様は怒っておる!」


三郎「はっ?そんなはずはありませぬ。定められた年貢を納めておりまする。」


八代は大声を上げて、


八代「足りぬと申しておるのだ!!」


三郎「…そんな…どうしろと?」


八代「そなたの娘が目代様の館で勤めるのだ。目代様もそれでお許しになられる。」


百合「!?」


三郎「なんと⁉︎それは…」


八代はさらに大声で、


八代「よいな!!今すぐ支度せよ!!」







その頃、為朝は河原にいました。




為朝『我は…八郎なのか?あの大きな弓は我のものか…?』



為朝はジッと川の流れを見ながら自問自答していました。



そこへ、集落の村人、定吉(さだきち)が慌ててやって来ました。


定吉「八郎さん!八郎さん!大変だ!!」


為朝「どうした⁉︎そんなに慌てて」


定吉「ハァハァ……百合さんが…」


為朝「百合がどうしたのだ?」


定吉「百合さんが目代の家臣に連れていかれた!」


為朝「目代!!なぜだ!?」


定吉「三郎さんの納める年貢が足りないって、その代わりに百合さんを…ハァハァ…三郎さんは定められた年貢をきちんと納めてるのに!」


為朝「!!!いいがかりか!」



為朝は走り出し、三郎の家に向かいました。



為朝「三郎!!」


三郎「八郎!百合は目代様の館に連れていかれた…目代様の側女にされる…」


為朝「目代のいいがかりだろ⁉︎我に任せろ!!」





為朝は弓矢をつかみ、目代の館に向かって走り出したのです…





つづく…



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