そして山本小鉄とテレビ朝日からの出向社員2名が代表取締役に就任したのです。
山本小鉄さんと言えば新日本プロレス道場では鬼軍曹って言われていたんだよね
いったい新日本プロレスで何が起きていたのか?
当時の自分にはさっぱりわかりませんでした。
ただ…クーデターが起こっただけわかりました。
話は1983年6月30日に戻ります。
新日本プロレスの株主総会が行われ、それに参加したのが営業部長の大塚直樹。
大塚さんはリングアナウンサーもやってたんだよね
大塚はとんでもない経理状況を知ったのです。
『売上20億、繰越利益720万』
……えっ?
当時、新日本プロレスは大人気。売上20億はわかりますが、利益が1割にも、ほど遠い720万って…
これは…やっぱりアントンハイセルが関係してるのかな?
これを見た大塚は会社に不信感を抱き、行く末が心配になりました。
サマーファイトシリーズが開幕した7月1日、大塚は山本小鉄に相談。
小鉄もアントンハイセルに資本が流出し、レスラーや社員に還元されていない現状に不満を持っていたのです。
あれだけ人気があり売上があるのに給料が上がらないなんて、不信感を持つよね
小鉄と大塚は新団体設立を目指して動き出したのです。
ところで山本小鉄は新日本プロレスの道場の鬼軍曹として若手を鍛え、審判部長やテレビ解説を行なって清廉潔白なイメージがありました。
しかし、ギャンブル好きで巡業費用にも手を付けて、返済できなくなり巡業責任者から降ろされていたのです。
何てこったい。小鉄さんの後に巡業責任者になったのが坂口征二さんなんだよね
小鉄と大塚が新団体のエースに選んだのが…
藤波辰巳でした。
つづく
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