猛将親父 〜第156話 秀吉の狙い〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



天正13年(1585年)10月…

四国攻め後、元春は再び日野山城(ひのやまじょう)麓の館の建築を進めながら、剣術の腕を磨くことに勤しんでいた。


吉川元春館跡


コアラ建築している館は元春さんの隠居の館なんだよ


経言(つねのぶ、後の広家)も元春の剣術の稽古に付き合っていた。



そこへ小早川隆景(こばやかわたかかげ)が訪れて来た。



小早川隆景


元春「隆景、ここへ来るとは珍しいの。」


隆景「近々、元長(もとなが)と共に大阪へ行きますゆえ、兄上に挨拶と思うての。」


元春「大阪、秀吉(ひでよし)に会いに行くのか?」


隆景「ええ、関白(かんぱく)になりましたゆえ、そのお祝いにごさいます。」


元春「関白…武士が関白とは…それだけ秀吉の力が強大になったということ。」


隆景「はい。ところで兄上、秀吉は今、徳川家康(とくがわいえやす)を従わすことに躍起になっておりますが…それが片づけば、九州平定に動くでしょう。」


元春「九州か…となると毛利(もうり)が先陣となるな。」


隆景「はい…九州攻め、此度こそ兄上の出陣を秀吉は望んできますぞ。」


元春「わしは隠居、吉川の当主は元長じゃ。無理を申すな。」


隆景「……兄上、先の四国攻め。密かに兄上が出陣したこと、秀吉は調べがついておる様子。」


元春「……そうか、されど、もう無理じゃ。」


隆景「秀吉の狙いは、兄上を従わせること…兄上を家康より怖いと思っておるかもしれぬ。だからこそ従わせたいのでしょう。」


元春「迷惑千万じゃ。わしは家康のように野心はない。」




12月、隆景と吉川元長は大阪へ上がった。


現在の大阪城



秀吉「隆景、元長。よう来た。」


隆景「秀吉様、関白御就任、誠におめでとうございます。」


秀吉「おぉ、2人からの献上の品、嬉しく思うぞ。」


コアラ隆景さんと元長さんは秀吉さんに太刀、馬、大鷹、銀なんかを献上したんだよ



秀吉「関白になって日の本をひとつにせねばの。今は家康を従わせねば、枕を高くして眠れぬ。」


隆景「はい、次は徳川征伐にございますか?」


秀吉「戦では家康は強い…今は懐柔策を考えておる。」


コアラ秀吉さんの懐柔策が妹の朝日姫(あさひひめ)を家康さんに嫁がせ、さらには母親の大政所(おおまんどころ)を人質に出したんだよ



秀吉「ところで、元長。そなたの父(元春のこと)は元気にしておるか?」


元長「はっ、隠居館を建てておりまする。」


秀吉「家康の後は九州だが…元春にも出てもらうぞ。」



隆景は秀吉の言葉に、

『やはり来たか…』と内心思った。





九州では島津氏(しまづし)が大友氏(おおともし)の領地を侵し、大友宗麟(おおともそうりん)は秀吉に泣きついていたのである。


大友宗麟


コアラ宗麟さんはかつては毛利と九州北部で争っていたんだよね



秀吉は島津と大友の間の仲介をしたが、翌年の天正14年(1586年)島津は秀吉の仲介を無視して、大友領に侵攻したのだ。


これに対し、秀吉は島津征伐を決意したのだ…





つづく…



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