前回まではこちら⬇️
吉川元春館跡
建築している館は元春さんの隠居の館なんだよ
経言(つねのぶ、後の広家)も元春の剣術の稽古に付き合っていた。
そこへ小早川隆景(こばやかわたかかげ)が訪れて来た。
小早川隆景
元春「隆景、ここへ来るとは珍しいの。」
隆景「近々、元長(もとなが)と共に大阪へ行きますゆえ、兄上に挨拶と思うての。」
元春「大阪、秀吉(ひでよし)に会いに行くのか?」
隆景「ええ、関白(かんぱく)になりましたゆえ、そのお祝いにごさいます。」
元春「関白…武士が関白とは…それだけ秀吉の力が強大になったということ。」
隆景「はい。ところで兄上、秀吉は今、徳川家康(とくがわいえやす)を従わすことに躍起になっておりますが…それが片づけば、九州平定に動くでしょう。」
元春「九州か…となると毛利(もうり)が先陣となるな。」
隆景「はい…九州攻め、此度こそ兄上の出陣を秀吉は望んできますぞ。」
元春「わしは隠居、吉川の当主は元長じゃ。無理を申すな。」
隆景「……兄上、先の四国攻め。密かに兄上が出陣したこと、秀吉は調べがついておる様子。」
元春「……そうか、されど、もう無理じゃ。」
隆景「秀吉の狙いは、兄上を従わせること…兄上を家康より怖いと思っておるかもしれぬ。だからこそ従わせたいのでしょう。」
元春「迷惑千万じゃ。わしは家康のように野心はない。」
12月、隆景と吉川元長は大阪へ上がった。
現在の大阪城
秀吉「隆景、元長。よう来た。」
隆景「秀吉様、関白御就任、誠におめでとうございます。」
秀吉「おぉ、2人からの献上の品、嬉しく思うぞ。」
隆景さんと元長さんは秀吉さんに太刀、馬、大鷹、銀なんかを献上したんだよ
秀吉「関白になって日の本をひとつにせねばの。今は家康を従わせねば、枕を高くして眠れぬ。」
隆景「はい、次は徳川征伐にございますか?」
秀吉「戦では家康は強い…今は懐柔策を考えておる。」
秀吉さんの懐柔策が妹の朝日姫(あさひひめ)を家康さんに嫁がせ、さらには母親の大政所(おおまんどころ)を人質に出したんだよ
秀吉「ところで、元長。そなたの父(元春のこと)は元気にしておるか?」
元長「はっ、隠居館を建てておりまする。」
秀吉「家康の後は九州だが…元春にも出てもらうぞ。」
隆景は秀吉の言葉に、
『やはり来たか…』と内心思った。
九州では島津氏(しまづし)が大友氏(おおともし)の領地を侵し、大友宗麟(おおともそうりん)は秀吉に泣きついていたのである。
大友宗麟
宗麟さんはかつては毛利と九州北部で争っていたんだよね
秀吉は島津と大友の間の仲介をしたが、翌年の天正14年(1586年)島津は秀吉の仲介を無視して、大友領に侵攻したのだ。
これに対し、秀吉は島津征伐を決意したのだ…
つづく…
最後までご覧になって頂き誠にありがとうございます😊宜しければ下⬇️のコアラのバナー(にほんブログ村にエントリーしています)をクリックお願いします🤲
にほんブログ村



