猛将親父 〜第135話 大戦の前触れ〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



天正10年(1582年)1月末… 安土の町は兵が集まり物々しい雰囲気だった。

羽柴秀吉(はしばひでよし)は織田信長(おだのぶなが)に会うために安土城(あずちじょう)に来ていた。



秀吉「上様(信長のこと)、安土は兵だらけで物々しい雰囲気ですが…いよいよ武田(たけだ)征伐ですね。」


信長「先に言うでない…此度はわしも出陣するのだ。」


秀吉「おぉ、武田もこれで終わりですな。」


信長「それより、安土まで来て、どうしたのだ?何かの願いか?」


秀吉「はい、毛利(もうり)攻めも備中に入ります。備中は毛利の直轄領。毛利も総力戦で来ると予想されます。」


コアラ備前や播磨は毛利に与する武将ばかりだったね



秀吉「備前の宇喜多(うきた)は当主、直家(なおいえ)が亡くなり、子の八郎(はちろう)が継ぎましたが、これを上様にお認め頂き備前、美作を宇喜多領であることを安堵して頂きたいのです。」


信長「宇喜多を毛利に取られないためだな、よかろう。」


秀吉「ありがとうございます。そのことを認めた朱印状を書いて頂きとうごさいます。」


信長「ふっ、ぬかりないの。わかった。」


秀吉「それから八郎は我が猶子とし、我が一字を与え秀家(ひでいえ)と名乗らしとうございます。」


信長「わかった…まだ願いはあるのか?」


コアラこれが宇喜多秀家なんだね




秀吉「毛利は総力で来ると考え、上様自らの援軍をお願い申し上げます。」


信長「馬鹿者、わしは今から武田征伐で甲斐に行くのだぞ。すぐに備中に行けるわけがあるまい。」


秀吉「では武田征伐が終わりましたら、お願いいたします。」


信長「しょうがないやつだな…わかった。早く終われば出向いてやる。」


秀吉「ははぁ、ありがとうございます。」



いよいよ信長自身が毛利との戦に出陣してくることになったのだ。





2月になり、毛利元就(もうりもとなり)の四男、穂井田元清(ほいだもときよ)が軍を率い、備前の八浜で宇喜多勢と合戦をしたのだ。



穂井田元清


コアラ元清さんは元春さんの異母弟になるんだ



元清勢は宇喜多勢の大将、基家(もといえ)を討ち敗走させたのだ。


宇喜多勢はなんとか元清勢をくい止め、八浜城(はちはまじょう)に籠城し秀吉の救援を待ったのだ。






八浜での合戦後、吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)には元春や小早川隆景(こばやかわたかかげ)が来ていた。



さらに備中高松城(びっちゅうたかまつじょう)の清水宗治(しみずむねはる)も来ていた。


清水宗治



皆、輝元(てるもと)の元に集まった。


隆景「先の八浜合戦で宇喜多は直家が出て来なかった。」


輝元「直家自ら出ない戦は過去にもあったであろう。」


隆景「いえ…此度は様子が違いまする。どうやら直家は亡くなった…と。」


元春「何⁉︎ 宗治、宇喜多の様子が変わったのか?」


宗治「以前に比べて宇喜多は静かになったと感じます。直家が生きていれば、こうはなりません。」


輝元「なら、宇喜多を潰す好機ではないか?」


隆景「宇喜多は秀吉を待っています。これは秀吉軍の備中攻めが始まる予兆ではないか…秀吉軍は2万、宇喜多は1万。これが攻めてくる。」


元春「毛利直轄領に侵入か…いよいよ大戦になるな…」




時代の節目となる戦が始まるのである…




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