猛将親父 〜第133話 不満な経言〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。


今回はわし、経言(つねのぶ)に関する話です。


馬ノ山における元春軍と羽柴秀吉(はしばひでよし)軍の対峙に感じ入った経言は、

経言『父上は凄い。わしもあのようになりたい』


コアラ元春さんは背水の陣を敷いて、その勢いに秀吉さんが退いたんだよね


しかし、経言は自らの待遇に不満を持っていた。


この時、長男元長(もとなが)は嫡男で吉川家を継ぐ身、次男元棟(もとむね)は仁保氏(にほし)の養子となり、仁保氏の当主となっていた。


コアラ仁保氏は周防の大内氏(おおうちし)に仕えていて、大内が滅んだ後、毛利(もうり)に仕えているんだよ


かたや、経言の任されている領地はわずかであったのだ。



秀吉軍が引き上げた後、元春軍は出雲の月山富田城(がっさんとだじょう)に入った。



経言は城の庭で太刀を振っていた。


そこへ声をかけてきた者がいた。


「太刀さばきが鋭いですな」



経言が声の方を振り返ると、そこには細身の武士がいたのだ。


経言「これは…小笠原(おがさわら)殿」


石見小笠原氏の当主、小笠原長旌(おがさわらながあき)である。


石見小笠原氏の家紋・三階菱


長旌「さずか猛将、元春殿の御子でございます。」


経言「いえ…わしは、まだ父上や兄上たちのように武功を上げておりませぬ。」


長旌「なんの、経言はまだお若い。これからでございます。わしも経言のような子がいたら…と思います。」



長旌は病弱で実子がいなかったのだ。


経言は寂しそうな長旌を見て、


経言「…小笠原殿、わしは吉川家の三男。今のままでは不安しかありませぬ。わしでよければ、お力になれませぬか?」


長旌「それは…わしの養子になって頂けると言うことですか?」


経言「はい。」


長旌「それはありがたいことですが…元春殿はご承知でしょうか?」


経言「…わしが父を説得します。」



経言は父である元春の承諾もなく、勝手に小笠原氏の養子になることを決めてしまったのだ。




日野山城(ひのやまじょう)に戻った経言は元春に小笠原氏の養子になることを打ち明けた。


元春は、


「馬鹿者!!」


当然ですが怒鳴られたのだ…。





つづく…



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