猛将親父 〜第121話 決着をつける〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。


天正6年(1578年)7月3日、元春率いる毛利(もうり)軍の包囲により、上月城(こうづきじょう)は落ち、尼子勝久(あまこかつひさ)は切腹した。



尼子方の山中鹿介(やまなかしかのすけ)は捕らえられ、備中高松城(びっちゅうたかまつじょう)に運ばれていた。



コアラ備中高松城には毛利輝元(もうりてるもと)さんがいて毛利の本陣を置いていたんだよね




鹿介は縛られて馬で運ばれていた。その列は備中国阿井の渡しに差し掛かった。


阿井の渡し(現在の岡山県高梁市)




列が止まった。


すると、鹿介の側にいた毛利軍の兵が鹿介の足を掴み、馬から倒したのだ。



バズッ!!


鹿介「うわっ!!」



鹿介は地面に激しく叩きつけられた。



鹿介「貴様!何をする⁉︎」


そこへ1人の武将が出て、太刀を抜いた。その武将は輝元(てるもと)の家臣、福間元明(ふくまもとあき)である。


元明は倒れた鹿介の顔に太刀の鉾先をつけ、




元明「山中鹿介、ここで終わりだ。」


鹿介「くっ!卑怯な!」




元明は太刀を振り上げた…



その時!




「待てぃ!!」



元明は声がした方向を見ると、元春がいた。



元春「福間!太刀を納めよ。」


元明「元春様…しかし、これは殿(輝元のこと)の命で…」


元明が言うのが終わらない間に、


元春「わしの命が聞けぬのか⁉︎」


元明「はっ、はい」



元明は元春の一喝に臆し下がって太刀を鞘に納めた。



鹿介「…元春」


元春は鹿介に近づき、


スパッ


鹿介を縛っていた縄を太刀で切ったのだ。


そして元春は鹿介に太刀を渡した。


鹿介「元春、太刀を渡すとは…」


元春は鹿介との距離を空け、


元春「そなたとの決着をつけねばならぬ。さぁ、その太刀を抜き、かかって参れ!」


鹿介「元春…望むところ…」





カチッ!

ザスッ!

バスッ!


2人は斬り合った。


しかし、鹿介は先に馬から叩き落ちた時に足を負傷して、段々と劣勢となっていった。



バンッ!


鹿介は倒れた。



鹿介「くっ」


元春「どうした⁉︎鹿介!立て!」


鹿介「…負けた。元春、斬れ!」




その時、鹿介にとって懐かしい声が聞こえてきた。


「鹿介!立ち上がれ!」



鹿介「その声は……義久(よしひさ)様」



鹿介の目の先には尼子義久がいたのだ…





つづく…



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