猛将親父 〜第111話 家族の決意〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



天正4年(1576年)5月、元春は居城の日野山城(ひのやまじょう)に戻っていた。


元春は妻の(ゆう)と子の元長(もとなが)、元棟(もとむね)、そして、わし才寿丸(さいじゅまる)を呼んだ。



元春「これから毛利(もうり)は織田信長(おだのぶなが)との同盟を破棄し、鞆の浦(とものうら)に動座した足利義昭(あしかがよしあき)公をお支えすることになった。」


3人の兄弟たちは互いに顔を見合った。


元長「父上、それは織田と戦うことになります。それで良いのですか?」


元棟「毛利は天下を望まない…それがお祖父様を元就(もとなり)様の遺言であったはず。」


優「皆、父上のお話は終わっていません。聞きなさい!」




動揺する息子らを優は一喝したのだ。


元春「天下を望まないのは変わらない。毛利はお支えはするが、天下は望まぬ。我らが望むは領国の安寧、民が安心して暮らせることだ。その為に織田が侵攻してきたら戦うのだ。」


才寿「民の為に…」


元春「義昭公の支援はするが、それは鞆の浦にいる間だけだ。」


元長「…わかりました。では、いつ出陣してもいいように兵馬を整えておきます。」


元春「うむ、既に隆景(たかかげ)は水軍に命を出し、動き出しておる。遅れをとるな。」


元長、元棟、才寿丸「はい!」


兄弟はそれぞれ動き出した。



そこで、

元春「才寿、ちょっと待て。」


才寿「はい、父上。」


元春「既に初陣を果たしているそなたに名を与える。…経信(つねのぶ)と名乗るのだ。」


才寿改め経信「経信…」


元春「経は吉川家に伝わる一字である。精進するのだぞ。」


経信「はい!」



わしはこの時より吉川経信(きっかわつねのぶ)となった。





元春の言うとおり、小早川隆景(こばやかわたかかげ)は配下の水軍を動かしていた。


淡路島の岩屋城(いわやじょう)を攻め、占領したのだ。




コアラ岩屋城は織田信長さんに従っていた安宅宗景(あたけむねかげ)さんの城だったけど、毛利方に負けて敗走したんだよ




義昭は毛利方の参戦に喜び、越後の上杉謙信(うえすぎけんしん)、甲斐の武田勝頼(たけだかつより)らに輝元と協力して信長を討つよう命じたのだ。




この頃、織田は石山本願寺(いしやまほんがんじ)と戦っており、義昭は本願寺を支援するよう毛利に命じた。



コアラそれで毛利は淡路島の岩屋城を占領したんだね



隆景は水軍に本願寺へ兵糧などの物資を運ぶように命じたのだ。


毛利方の水軍は毛利水軍、小早川水軍、村上水軍、宇喜多水軍らが動いた。



対する織田方も黙ってはおらず、毛利方の水軍を阻止しようと動いたのだ。


これが第一次木津川口の戦い(きづがわぐちのたたかい)である…





つづく…




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