1968年1月31日にTBSプロレス(国際プロレス)の新シリーズ・TWWAワールドタッグシリーズが開幕。
オープニングシリーズの閉幕から、わずか2日後に開幕なんだよね
シリーズ名どおり、タッグがメインなシリーズで外人レスラーは、
ザ・カンガルーズがメイン。
ザ・カンガルーズとはアル・コステロ、ドン・ケントのタッグチーム。
ちなみに、このカンガルーズは2代目で初代がいたんだね
他にはブレッドカリー、トシ東郷が参加、さらに前シリーズからの残留でダニーホッジ、ブルドッグブラワーも参加しました。
トシ東郷さんって力道山がプロレス入りのキッカケを作ったハロルド坂田さんなんだ
1月31日、横浜文化体育館の開幕戦ではカンガルーズのTWWA世界タッグ王座にグレート草津、サンダー杉山が挑戦しました。
TBSとしては何がなんでも草津、杉山にタイトルを取らせて売り出したかったのでしょう。
60分3本勝負で行われましたが、結果は…
①コステロ(エビ固め 9分50秒)杉山
②ケント(体固め 9分47秒)草津
ストレートでカンガルーズが王座を防衛したのです。
カンガルーズが問題にもせず、ひとひねりしたんね
この試合はテレビで生中継されましたが、草津は前シリーズのルーテーズに続き、タッグでもこけてしまったのです。
負けてばかりの日本陣営は次の選手権試合では豊登、杉山を当てました。
試合は大阪府立体育会館で行われました。
結果は…
①豊登(サバ折り 8分41秒)ケント
②コステロ(豪州式原爆固め 6分48秒)杉山
③杉山(エビ固め 7分32秒)コステロ
日本陣営が勝ち、念願のタイトルを獲得したのです。
TBSとしては既存のスター、豊登を使いたくはなかったのですが、ここは背に腹はかえられなかったのでしょう。
ちなみに②本目のコステロが決めた豪州式原爆固めってオースイスープレックスのことだね
これで波に乗ったTBSプロレス…と思いましたが、2月19日の静岡大会でとんでもないことが起きたのです。
それを起こしたのは、ブッカーのグレート東郷でした…
つづく
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