猛将親父 〜第94話 布部山の戦い〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



「…救援はまだか…」



月山富田城(がっさんとだじょう)を守る天野隆重(あまのたかしげ)が城内を見て、つぶやいた。


隆重は死力を尽くして月山富田城を尼子(あまこ)再興軍から守っていたが城内の兵糧が残りわずかとなっていたのだ。


コアラ隆重さんは月山富田城の城代として守っているんだよね




一方、尼子再興軍の尼子勝久(あまこかつひさ)、山中鹿介(やまなかしかのすけ)の元に毛利(もうり)軍襲来の報せが入っていた。


鹿介「ついに毛利本隊が来たか…」


勝久「鹿介、多久和城(たくわじょう)の救援に送った援軍はどうなったのだ?」


鹿介「毛利軍に1日も持たず、城は落とされたと報せが入りました。」


そこへ尼子旧臣の立原久綱(たちはらひさつな)が入ってきた。


コアラ久綱さんは尼子義久(あまこよしひさ)さんの参謀だった家臣で鹿介さんの叔父なんだよ


久綱「鹿介!我らの兵は出雲の各地に散らばっている。急ぎ、これを集めるぞ。」


鹿介「毛利の狙いは月山富田城の救援、これを防衛せねばなりませぬ。」



鹿介は出雲の絵図を開き、


鹿介「この布部山(ふべやま)を防衛地にいたします。」




勝久「いよいよ毛利本隊と決戦だな!」


鹿介「殿は末次城(すえつぐじょう)をお守りください。我らは少数でことに当たります。」


勝久「少数?なぜだ?決戦だぞ。」


鹿介「少数で出陣すると毛利は謀ではないかと疑ってくるでしょう。その間に各地に散らばった兵が集まる時間が稼げます。」


久綱「よし、早速動くぞ!」




鹿介の策は功を奏し、尼子再興軍には散らばっていた兵が戻ってきたのだ。




永禄13年(1570年)2月14日、毛利軍は兵を二手に分け、後方に毛利輝元(もうりてるもと)の陣を置いた。


そして毛利軍の攻撃が始まった。


尼子再興軍は山の麓から攻め上がってくる毛利軍を鉄砲や弓矢で多数撃ち倒した。





コアラ尼子再興軍は地の利を活かして山の上から毛利軍を撃ち倒していったんだね




元春はこれを見て、


元春「下からの攻撃の方が不利に決まっておる。」



そこへ忍びの弥助(やすけ)が来た。


弥助「殿!布部山の山頂へ向かう間道がわかりました。」


元春「でかした!弥助!どうやってわかったのだ?」


弥助「…地元の豪族からこれで教えてもらいました。」


コアラようはお金で買収したのね



元春「まぁ…よい。よし別働隊で山頂に上がるぞ!」




元春は自ら別働隊を率い、山頂へ続く間道を登った。


そして山頂から尼子再興軍を見下ろし、


元春「かかれ!!」





尼子は本陣を強襲され浮き足立った。さらには下からの毛利軍本隊も攻勢に出て、尼子再興軍は総崩れとなったのだ。




鹿介「くっ!!仕方あるまい…皆、退け!退け!」




尼子再興軍は総退却したが、毛利軍の追撃で横道秀綱(よこみちひでつな)が討ち取られたのだ。


鹿介や久綱は殿として最後まで戦い、何とか末次城に戻ることができた。



鹿介「おのれ元春め…」





つづく…





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