猛将親父 〜第80話 伊予の恩人〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



永禄10年(1567年)7月…



戦国の世は日本各地で争いが起きていた。それは毛利(もうり)の中国地方だけでなく、瀬戸内海を挟んで四国伊予国も例外ではなかった。



伊予国の南、三間盆地で土佐一条氏(とさいちじょうし)、宇都宮氏(うつのみやし)の軍勢と河野氏(こうのし)、西園寺氏(さいおんじし)の軍勢が激戦を行なっていた。




コアラこの合戦を明間合戦って言うんだよ



河野氏の重臣、村上通康(むらかみみちやす)と平岡房実(ひらおかひさざね)はこの合戦に出陣していた。


村上通康


コアラ通康さんは村上水軍の一家、来島村上家(くるしまむらかみけ)の当主だね



房実「一条軍まで出てきよった。このままでは我が軍だけでは危うい。」


通康「まだまだ勝機ある。街道沿いの城を抑えよう。そして…」


房実「まだ何か策があるのか?」


通康「毛利に援軍を出してもらうのだ。」


房実「おぉ、かつて通康殿は厳島の戦い(いつくしまのたたかい)で毛利方に付きましたな。」


通康「うむ、小早川隆景(こばやかわたかかげ)殿に支援を要請する。」




コアラ厳島の戦いで隆景さんが村上水軍に依頼した結果、毛利方に付いて勝利に導いたんだよね



厳島の戦い




通康は使者を安芸国、吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)に送った。


毛利元就(もうりもとなり)、小早川隆景は使者に会い、


元就「通康殿の頼み、わかった。かつて厳島の戦いでは我が毛利に味方してくだされた恩がある。隆景、今こそ恩返しの時ぞ。」


隆景「村上水軍は大切な恩人にございます。まずは我が軍を先陣に派遣すると通康殿にお伝えくだされ。」




通康の使者は急ぎ吉田郡山城を発った。




隆景「父上、備後衆を先陣にわしも出陣します。」


元就「隆景、此度の出兵は伊予国の合戦のみならず、一条、宇都宮の後ろには大友(おおとも)がいる。我らはまだ北九州に大友という火種がある以上、放っておくわけにはいかぬ。」


隆景「わかっておりまする。」


元就「厳島の恩返し、元春も参陣させよう。」


隆景「元春兄上も?」


元就「うむ、毛利の力を見せるのだ。」





この報せを聞いた元春は、


元春「伊予出兵か、腕がなるわ!」


元春は槍を回して気合いを入れた。







ところが事態は急変した。



通康が急死したのだ…





つづく…





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