猛将親父 〜第79話 平穏な日々〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️

目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。




月山富田城(がっさんとだじょう)の戦いを終え、元春は久しぶりに自らの居城、日野山城(ひのやまじょう)に帰ってきた。



元春は長男、元資(もとすけ)と久しぶりに再会した妻の(ゆう)や子らと居間にいた。元春の膝には娘の寿(とし)が座っている。


元春「寿、相変わらず元気だの」


優「寿は殿に会うのが嬉しいのです。よかったね、寿。」


寿「はい!」



わし(広家)もその場にいたが久しぶりに会う父、元春は優しい顔だと感じていた。



優「元資、立派に初陣を果たしましたね。」


元資「此度の合戦は持久戦、耐えることも勝つ戦術と学びました。」


元春「うむ、此度の合戦は持久戦であった…。」


優「尼子(あまこ)とはこれで終わりですね?」


元春「逃げたものもおるが…これからが大変だ。山陰は我が吉川が見張らねば。」



コアラ尼子氏の家臣は一部は当主義久(よしひさ)さんに付き従ったけど浪人になったものもいるんだよ




永禄10年(1567年)1月、元春に驚くべき報せが入った。


元春「それは誠か?元正(もとまさ)!」


元正「はい、びっくりしました。大殿(元就のこと)の体力は限りはありませぬな。」


元春「父上はまだまだやられるの〜」



その報せとは元就(もとなり)に男子が誕生したのであった。


幼名を才菊丸(さいきくまる)、後の毛利秀包(もうりひでかね)である。


毛利秀包


コアラ秀包さんは元就さんの9男になるんだよ


元春「先の合戦では一時生命も危うかった父上が子を授かるとは…京から来た曲直瀬道三(まなせどうさん)のおかげでもあるの。」


元正「ところで…蟄居謹慎中の赤川元保(あかがわもとやす)殿ですが、大殿は切腹を命じる心づもりです。」


赤川元保


コアラ元保さんは元春のお兄さんの隆元(たかもと)さんの家臣で隆元さんが急死した時に付き従っていて元就さんから疑いを持たれているんだよ



元春「兄上の死には裏がある…それがはっきりしなければ。元保は兄上の忠臣のはず。」







しかし、3月に元保は自決した。




元保は隆元を守れなかったことを悔やんでおり、自ら進んで自決を望んでいたのだ。



元春は、


元春『元保はまさに忠臣だ…』





月山富田城の戦い後の平穏は長く続かなかった。戦いは瀬戸内海よりもたらされたのだ…






つづく…






にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村
コアラ最後までご覧になって頂き誠にありがとうございます😊宜しければバナー⬆️をクリックしてね♪