前回まではこちら⬇️
勝った鹿介さんも怪我をしていたんだね
1人になった鹿介は、
鹿介「……三郎、いるか?」
そこへ三郎が現れた。
三郎「はい…」
鹿介「一騎討ちなのに、なぜ手を出した?この勝負、わしは勝ったとは思ってないぞ。」
三郎「……申し訳ございません。ただ、先に飛び道具を使ってきた狼之介を許せなかったのです。」
鹿介「今後は影の術は、このような時に使うではないぞ。いずれ使う機会はある。」
三郎「かしこまりました。」
毛利軍は力攻めはせず、月山富田城を包囲し兵糧攻めを続けた。
元春の陣で2人の若武者が槍の稽古をしていた。
ガチン!!ガチン!!
1人は元春の長男、元資(もとすけ)。そして、もう1人は石見吉川(いわみきっかわ)氏の吉川経家(きっかわつねいえ)である。
吉川経家像
吉川氏の宗家は元春の吉川氏で石見吉川氏は分家だね
元資も経家も激しく打ち合った。
それを見ていた元春が、
元春「よし、止めいー!!」
2人は槍を下げた。
元春「2人も見事な槍さばきだ。この槍を戦場でも発揮するのだぞ。」
元資「はい、父上」
経家「殿、尼子攻めは包囲したままで動かないのでしょうか?これでは槍を使う機会がございません。」
元春「今、我らは攻めておるぞ。包囲し兵糧攻めだ。これもひとつの戦術なのだぞ。我らは敵を城から出さぬように気を張って見張らねばならぬ。」
経家「敵を城から出さぬことは城内から兵糧がなくなる…。」
元資「城内では兵糧を巡って仲間同士が争いが起きてるやもしれませぬ。」
元春「うむ、2人とも兵糧の大切を理解しておくのたぞ。」
後年、経家さんは兵糧攻めの辛さを知ることになるんだ…
そこへ元春の家臣の福原元正(ふくはらもとまさ)が慌ててやってきた。
元正「殿!!大変です!」
元春「どうした?そんなに慌てて…」
元正「すぐ大殿(元就のこと)の陣に行ってくだされ!大殿が倒れました!」
元春「父上が!?」
元就(もとなり)が陣中で倒れたのである…
つづく…
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