猛将親父 〜第74話 経家登場〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



毛利(もうり)方の棫木狼之介(たらぎおおかみのすけ)を討ち取った尼子(あまこ)方の山中鹿介(やまなかしかのすけ)は月山富田城(がっさんとだじょう)内に戻り、負傷の手当てをしていた。



コアラ勝った鹿介さんも怪我をしていたんだね



1人になった鹿介は、


鹿介「……三郎、いるか?」



そこへ三郎が現れた。


三郎「はい…」


鹿介「一騎討ちなのに、なぜ手を出した?この勝負、わしは勝ったとは思ってないぞ。」


三郎「……申し訳ございません。ただ、先に飛び道具を使ってきた狼之介を許せなかったのです。」


鹿介「今後は影の術は、このような時に使うではないぞ。いずれ使う機会はある。」


三郎「かしこまりました。」






毛利軍は力攻めはせず、月山富田城を包囲し兵糧攻めを続けた。




元春の陣で2人の若武者が槍の稽古をしていた。


ガチン!!ガチン!!





1人は元春の長男、元資(もとすけ)。そして、もう1人は石見吉川(いわみきっかわ)氏の吉川経家(きっかわつねいえ)である。



吉川経家像


コアラ吉川氏の宗家は元春の吉川氏で石見吉川氏は分家だね



元資も経家も激しく打ち合った。


それを見ていた元春が、


元春「よし、止めいー!!」



2人は槍を下げた。


元春「2人も見事な槍さばきだ。この槍を戦場でも発揮するのだぞ。」


元資「はい、父上」


経家「殿、尼子攻めは包囲したままで動かないのでしょうか?これでは槍を使う機会がございません。」


元春「今、我らは攻めておるぞ。包囲し兵糧攻めだ。これもひとつの戦術なのだぞ。我らは敵を城から出さぬように気を張って見張らねばならぬ。」


経家「敵を城から出さぬことは城内から兵糧がなくなる…。」


元資「城内では兵糧を巡って仲間同士が争いが起きてるやもしれませぬ。」


元春「うむ、2人とも兵糧の大切を理解しておくのたぞ。」



コアラ後年、経家さんは兵糧攻めの辛さを知ることになるんだ…




そこへ元春の家臣の福原元正(ふくはらもとまさ)が慌ててやってきた。


元正「殿!!大変です!」


元春「どうした?そんなに慌てて…」


元正「すぐ大殿(元就のこと)の陣に行ってくだされ!大殿が倒れました!」


元春「父上が!?」




元就(もとなり)が陣中で倒れたのである…





つづく…





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