猛将親父 〜第40話 決戦前夜〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次





天下を競望せず…


わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。




「船を出せ〜!出航じゃ〜!」



嵐の中、元春の声が響いた。


天文24年(1555年)9月30日酉の刻(18時)、毛利(もうり)軍は厳島(いつくしま)に向けて出航したのだ。



コアラ暴風雨で海が荒れてるのに、毛利軍は好機だと出航したんだよね


毛利元就(もうりもとなり)、隆元(たかもと)、元春らの第一陣は敵に悟られないよう元就の船のみ篝火をつけ、厳島を東に回り、包ヶ浦の浜辺に上陸した。


現在の厳島・包ヶ浦


元春「ふぅ、何とか渡れたの〜」

隆元「元春、これからが本番ぞ…ん⁉︎ 父上、我らを乗せた船が帰っていきますが…」

元就「船は返した。我らが帰るには敵を倒す以外ないのだ!」

元春「望むところ!」




一方、小早川隆景(こばやかわたかかげ)率いる第二陣の船団は瀬戸内海を西に進み、大きく迂回して厳島神社(いつくしまじんじゃ)の大鳥居、敵の正面から厳島に近づいた。



そして、

隆景「我らは九州から来た!(すえ)殿の援軍ぞ!」

コアラ陶晴賢(すえはるかた)さんは九州の水軍に援軍を依頼してたらしいね



陶の家臣は暗闇で相手を見ることも出来ず、隆景の言葉を信じた。


隆景の第二陣は港に入り、見事上陸、敵中で陣を置いたのだ。




そして第三陣の村上水軍(むらかみすいぐん)は沖合で船を留め、開戦を待った。

能島村上氏(のしまむらかみし)の将、村上武吉(むらかみたけよし)は、

武吉「こんな機会は滅多にない。毛利の戦ぶりを見せてもらうぞ。」



武吉は、この後、毛利軍とともに戦国の世に活躍するのだ。




毛利第一陣は、元春の吉川隊を先頭に博奕尾(ばくちお)の山越えをするべく山道を進軍した。


現在の厳島、博奕尾




陶晴賢(すえはるかた)や弘中隆包(ひろなかたかかね)らは明日の宮尾城(みやおじょう)攻めに備えて体を休めていた。


晴賢「明日は宮尾城の落城だ。これで厳島は我らの手中に入る。」

隆包「先ほどの嵐で、村上水軍を味方に付けたとはいえ、毛利も島には渡ることはできませぬ。」

晴賢「明日、毛利が来たら返り討ちにしてくれよう。」




コアラ晴賢さんらは毛利軍が既に厳島に上陸してるとは思ってないんだよね





その頃、

元春「よし、博奕尾に着いた。」


毛利第一陣は陶軍の背後に陣を置いたのだ。






10月1日、卯の刻(6時)…


元就「出陣じゃ!」


毛利の決戦が始まった!!






つづく…





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