猛将親父 〜第27話 それは戯れ言か〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次





天下を競望せず…


わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



「戦の相手は御館様だ。」


元春は陶隆房(すえたかふさ)の言葉に驚愕した。


御館様とは大内義隆(おおうちよしたか)のことである。

大内義隆


コアラ義隆さんは隆房さんの主君。それを討つって…謀反?



元春「…陶殿、それは誠の意思か?」

隆房「……ふっ、はははははっ!戯れ言、戯れ言だ。すまぬすまぬ。」


隆房は高笑いした。




元春「…ふっ、はははは!戯れ言とは陶殿も御人が悪い。」

隆房「すまぬ…わしは大内家の重臣。大内の先陣はわしだからな。」



しかし、元春は戯れ言とは思えなかった。それは隆房からの殺気を感じていたからだ。




その後、毛利元就(もうりもとなり)が病となり、看病のため、元春らは山口に3ヶ月も滞在することになった。

この時、元就を懸命に看病したのは家臣の井上光俊(いのうえみつとし)である。

コアラ光俊さんの忠義が、この後に起こることから逃れることになるんだよね





話は天文19年(1550年)に戻る



元春は家臣の福原元正(ふくはらもとまさ)と小倉山城(おぐらやまじょう)で話をしていた。

小倉山城跡


元正「では殿(元春のこと)は陶殿が義隆様に謀反を起こすと見ているのですか?」

元春「…その可能性はある。義隆様は月山富田城攻めでの負けで戦嫌いになっておる。それで武断派の陶殿をお側から遠ざけておる。陶殿は戦嫌いの御館様の大内家に危機を感じているのであろう。」

元正「戦が起きるのは近いのでございますか?」

元春「わからぬ…しかし、我らは備えねばならぬ。この城に入城したばかりだが、新たな城を築きたい。」

元正「どこに築きますか?」

元春「場所は決めてある。日野山だ。」



元春は日野山にあった砦を改築し、城を新たに築き出したのだ。

日野山城跡




同じ年に元就は沼田小早川家(ぬたこばやかわけ)の当主、繁平(しげひら)を隠居、出家させ、自らの子で竹原小早川家を継いでいた隆景(たかかげ)を沼田小早川家の家督に就かせた。

隆景は繁平の妹、さやを娶ったのである。


小早川隆景

コアラこれで小早川家は統一したんだね




これで毛利家は山の吉川、海の小早川と2つの力を得たのである。



そして元就は家中に手をかけたのである…




つづく…





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