猛将親父 〜第19話 出会い〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次





天下を競望せず…


わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。




妻・美し(よし)を亡くし、意気消沈な毛利元就(もうりもとなり)。

元就は吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)内に美しの墓地を建て供養した。


吉田郡山城跡

コアラ元就さんの妻の墓地の跡はどこにあるかわからないんだ。妙玖庵の跡はあるんだよ


元就「美し…わしは鬼になっても安芸を毛利のものにするぞ…。」




天文15年(1546年)元就は家督を隆元(たかもと)に譲り隠居を表明した。

毛利隆元

しかし、実権は元就が握っており、隆元もそれは納得していたようだ。


コアラ元就さんは自由な立場になったのかな




毛利家当主が隆元になっても、元春は17歳になっていたが、相変わらずイノシシぶりを発揮していた。



ある日、家臣の福原元正(ふくはらもとまさ)と馬を走らせていた。




元春「元正、遅いぞ!」

元正「元春様、早すぎますぞ!」



その時、草むらから百姓の子供が飛び出した。


元正「あっ!?危ない!!」


元春は手綱をきって馬の方向を変えようとした。





その瞬間、人が飛び出し、子供を抱えて反対の草むらに転がり込んだ。



ごろごろッ!


元春は慌てて馬を止め、下馬し、草むらの方に走った。


元春「大丈夫か!?」



そこで元春が見たのは女性と子供だった。


女性「よしよし、怪我は…大丈夫ですね。」



女性は元春をキッと見て、


女性「大丈夫かではごさりませぬ!この辺りは田畑があり、人がいるのです。そんなところで馬を走り飛ばすなど危ないではごさりませぬか!?」



元春は子供を助けたのが女性で唖然としたが、

元春「これは…申し訳なかった。このとおりだ。」


元春は頭を下げた。その姿を見た女性は、

女性「気をつけてくだされ。さっ、行きましょう。」


女性は子供と一緒に草むらの奥に歩いて行った。




そこへ元正が来た。

元正「元春様、大事ごさりませぬか?」

元春「わしは大丈夫だ。元正、今の女子…どこの女子かわかるか?身なりからして武家の娘のようだが…」

元正「あれは…熊谷信直(くまがやのぶなお)殿の娘ですね。名を…(ゆう)姫。」

熊谷信直

コアラ熊谷信直さんも安芸国の国人なんだ。毛利家とは最初は敵対してたけど、この頃は良好な関係なんだよ


元春「熊谷殿の…元正、お前詳しいな。」

元正「詳しいもの何も、あの姫はこの辺りでは有名ですぞ。あの顔…不美人で…」

元春「不美人……。」




これがわしの父と母の出会いなのである…





つづく…




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