猛将親父 〜第4話 次郎のわがまま〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次





天下を競望せず…



わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。




「此度の戦、わしの初陣にいたす!」

次郎(じろう)は吉田郡山城で評定で言い切ったのだ。



次郎の父、毛利元就(もうりもとなり)は驚いた。

元就「次郎!そなたは、11歳。まだ早い!」

次郎「兄、隆元(たかもと)は大内(おおうち)に行き、姉、しん宍戸隆家(ししどたかいえ)殿に嫁ぎ、皆、毛利家のお役に立っています。次郎も毛利の男子!戦で力を見せとうごいます。」

毛利隆元

コアラ隆元さんは大内の人質になって山口にいるんだよね。大内の当主・大内義隆(おおうちよしたか)さんの一字をもらって隆元って名乗ったんだよ

元就「戦は雪合戦ではない!命をかけて戦うのだぞ!」

次郎「わかっておりまする。次郎は命ををかけて戦う所存。」

元就「ならん!この席から外せ!」



次郎は顔を赤くして、評定の場から出ていった。

次郎「くそっ!」


怒っている次郎に1人の家臣が声をかけた。それは福原元正(ふくはらもとまさ)であった。

コアラ元正さんのお父さんは福原広俊(ふくはらひろとし)さんなんだ。福原家は毛利家の重臣なんだよ



元正「次郎様、そんなに顔を赤らめて…」

次郎「父上がわしを戦に出してくれぬのだ!」

元正「尼子との戦は毛利家の一大事。御館様(元就のこと)は今はどのように戦うべきか、悩んでおられるのでしょう。」

次郎「だからこそ、父上の負担を少しでも背負いたいのだ。」

元正「今は様子を見ましょう。戦になれば出陣の機会はありまする。」

次郎「…そうか、元正の言うとおりにしよう。」





天文9年(1540年)6月下旬、ついに尼子(あまこ)が動き始めたのだ。


尼子氏の家紋、平四つ目結



まずは尼子久幸(あまこひさゆき)、新宮党(しんぐうとう)の尼子国久(あまこくにひさ)ら3,000騎が備後路から安芸国吉田に侵入しようと進軍してきたのだ。


尼子の狙いは備後路を進み、毛利の縁続きの宍戸家の五龍城(ごりゅうじょう)を落とし、吉田郡山城の背後をつくことであった。


五龍城跡



元就「宍戸殿、頼むぞ。」


元就が頼りにする宍戸元源(ししどもとよし)と隆家は決心の防衛をし、尼子は江の川を渡ることすらできず、撤退したのである。



尼子の当主、尼子詮久(あまこあきひさ)は怒り心頭であった。


詮久「おのれ!こうなれば石見路から全軍で攻めてやるわ!」



8月、詮久は30,000を率いて月山富田城(がっさんとだしょう)を出陣したのだ…






つづく…







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