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天下を競望せず…
わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。
我が父、元春が次郎と名乗っていた3歳の時に弟が出来ました。
幼名、徳寿丸(とくじゅまる)後の小早川隆景(こばやかわたかかげ)である。
父も母も次郎と同じ元就(もとなり)と美し(よし)であった。
次郎は弟が出来て嬉しかったようだ。
次郎「徳寿が大きくなったら遊べる!」
美し「まだ徳寿は赤子ですよ。気の早いこと。」
元就「全く次郎の気の早さは誰に似たのかの〜ハッハハハハ(笑)」
時の経つのは早いもので次郎は大きくなった徳寿丸と遊んでいたようです。
天文6年(1537年)初冬、早い雪が安芸国吉田に降り積もっていた。
「それ!投げろ!」
「なんの!投げ返せ!」
次郎と徳寿丸はそれぞれ仲間を引き連れ、5対5で雪合戦を行なっていました。
その様子を父、元就(もとなり)と兄の太郎(たろう)、姉のしんが見ていた。
次郎「ハッハハ!わしらの勝ちじゃ!」
最初の合戦は力押しで雪玉を投げまくった次郎方が勝った。
徳寿丸「ちくしょ〜!兄上、もう一回勝負じゃ!」
今度は徳寿丸方は3人しか見当たらない。
次郎「他の2人は逃げたのか!?よし、攻めろ!」
絶好の機会と見た次郎は総攻撃をかけたが、その時、徳寿丸方のいくなっていた2人が側面が出てきたのだ。
徳寿丸「今だ!かかれ!」
次郎方は驚き、退却したのです。
これを見た元就は、
元就「うむ〜、次郎は攻めに強い、徳寿は知恵を使ったの〜。」
太郎「次郎の気の早さが出たのでは?」
元就「三回目になると、次郎もそうはいくまいな…太郎、この2人の弟の才能をよく見ておくのじゃ。」
しん「私も雪合戦、やってきます!」
元就「こっ、これ!」
しんは元就が止めるのも聞かず、雪合戦の仲間なは入っていきました。
その後、姉、しんは安芸国の国人宍戸隆家(ししどたかいえ)の元へ嫁いだのです。
そして、太郎は毛利が所属している周防山口の大内義隆(おおうちよしたか)の元へ行きました。
元就「太郎、頼むぞ。」
太郎「毛利の男として、立派に勤めてまいります。」
これにより毛利が大内の傘下に加わっていることが明確になったのだが、これに怒ったものがいた。
それは、出雲国の尼子詮久(あまこあきひさ)であった…。
つづく…
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