天狗将軍〜第109話、最終話・死は我が望み〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。





「ぐはッ!!」

細川政元(ほそかわまさもと)の胸に飛んできた矢が刺さり、政元は口から血を吐き出した。




矢が飛んできた方向には政元の養子の澄之(すみゆき)がいた。

細川澄之


コアラ澄之さんの他に澄元(すみもと)さんも養子なんだよ



政元「すっ…澄之、やはりお前だったか…」

澄之「さすが父上、お分かりでしたね。私が父上の後を継ぎます。父上には死んでいただきます。」

政元「…ふっ…」

政元は微笑んだ。

政元「わしはこの時を望んでいた…これでわしは自由になれる。わしの世が欲しくば、そなたにくれてやる。」

澄之「…望んでいた?死ぬことを望んでいたと?」

政元「……澄之…世を治めてみよ…世の争乱を…。」



その場にいた澄之付きの家臣、香西元長(こうざいもとなが)が澄之の腕を引っ張り、

元長「澄之様、行きましょう…」

澄之「うむ…。」




澄之、元長らはその場から去っていった。



腕を斬られた忍びの紗奈(さな)が瀕死の政元の側に寄りました。




紗奈「殿!死んではなりませぬ!」

政元「…良いのだ、これで…」


紗奈は政元の手を握った。

政元「紗奈…そなたはまだしばらくは生きよ…世がどうなるか、あの世でわしに教えてくれ…これが…最後のわしからの命ぞ……紗奈…ありがとう……」

紗奈「殿!!!」


政元は紗奈の腕の中で逝った…。



大乱の中、管領・細川氏に生まれ、争乱を生き抜き、将軍を凌ぐ権力を持ち半将軍と言われた政元。



修験道にのめり込み天狗になろうとした政元。

政元が生きていれば…争乱は治ったのだろうか?



政元により戦国時代が始まったと後の世では言われている。

しかし、政元は必死で争乱と戦い治めようとしたのだ。




政元の死で世はさらなる争乱になっていく…。




コアラ長い間『天狗将軍』を読んで頂きありがとう。本編はこれで終了です。後日、政元さん死後の後日談をアップする予定だよ。






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