天狗将軍 〜第88話 めしの心配〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍、足利義尚(あしかがよしひさ)である。




明応10年(1501年)2月、後柏原天皇(ごかしわばらてんのう)の代始めにより、文亀元年と元号が改元された。

コアラ後柏原天皇はこの時点で、まだ即位の礼をできてないんだよね



京の細川政元(ほそかわまさもと)の館に尼僧が訪ねてきた。



尼僧は政元の姉で赤松政則(あかまつまさのり)に嫁いだめしであった。

コアラめしさんは嫁ぐ前は僧で洞松院(とうしょういん)って名乗ってたんだよ



赤松政則は明応5年(1496年)に亡くなった。めしとの間には一女をもうけていた。その子は小めしと言う。


めし「紗奈(さな)、政元は不在ですか?」

紗奈「申し訳ございません。お忍びで鞍馬山に出かけております。もうじき帰ってこられるはずです。」

めし「また修行ですか…あの子は政を預かる身で何をしているのか…」




そこへ…


いきなり天狗が庭木から降ってきた。


めし「きゃっ!何者!?」

紗奈「殿!悪戯が過ぎます。」


天狗は面を取った。政元であった。


政元「はははははっ!姉上、驚かして申し訳ござませぬ。」

めし「何をやっているのですか!?」

政元「天狗は空を飛ぶと聞いてます。わしも飛べるようになりたいのです。」

めし「何を子供みたいなことを…」


めしは呆れていた。しかし、政元は本気で言っていたのだ。



政元「姉上、わざわざ播磨からお忍びで来られたようで…此度は何用かな?」

めし「我が赤松家は亡き殿(赤松政則のこと)の後、娘の小めしの婿に庶流の道祖松丸(さえまつまる)を迎えて後継ぎにいたします。」


コアラ道祖松丸くんは後の赤松義村(あかまつよしむら)さんなんだよ


政元「ほぉ、それは良いこと。姉上が後見ですな。」

めし「そうですね…それより、そなたには子がおらず、細川家の後継ぎはどうするのです?

政元「養子の聡明丸(そうめいまる)がおりまする。」


聡明丸は公家の九条政基(くじょうまさもと)の末子で政元の養子になっていた。



コアラ聡明丸くんが後の細川澄之(ほそかわすみゆき)さんだね


めし「聡明丸の名は細川家の世子が代々名乗っています。細川と何の関係のない公家の子に継がせるのですか?家中が荒れますよ。」

政元「後継ぎはまだ決めておりません。それに名も深い意味で与えたわけではありませぬゆえ。」

めし「後継ぎは家の大事。私は赤松に嫁いだ身ですが…細川以外の三管領の家は後継ぎで揉め、弱体しています。細川を同じ道を走ってはいけませぬ。」

コアラ三管領って管領職を務めた細川、畠山(はたけやま)、斯波(しば)のことなんだ



政元「わかっておりまする。ご心配されますな、姉上。」




だが、この時のめしの心配が後に現実になろうとは…






当の聡明丸はどんな子だったのか?



この頃、政元とは折り合いが悪かったのである…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜







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