天狗将軍 〜第55話 最後の出陣〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




長享3年(1489年)3月、我は決心した。


義尚「皆の者!今より陣を出でて総攻撃をかける!」


それを聞いた我の側近は尻込みをし出した。

側近の代表格である結城尚豊(ゆうきひさとよ)は我を止めた。

コアラ尚豊さんは義尚さんの寵愛する側近で近江守護にもなったんだよ

尚豊「御所様の出陣はお体にさわります。命に関わります。御所様は京にお帰りなり、義材(よしき)様に代わっていただきますゆえ。」

義尚「尚豊…このたわけ!!我は将軍ぞ!将軍が戦場から逃げる事はない!勝手なことを致すな!皆、今から出陣だ!」



その様子を細川政元(ほそかわまさもと)は後ろから見ていた。




我は馬に乗り駆けた。


側近どもは腰が引けていた。


政元は…

政元「そなたら!!御所様を守る側近ではないのか!?御所様お一人で戦場に行かすのか!?」



政元はそう言うと、馬に乗り、我の後を追い駆けた。


政元「細川の者ども!御所様をお守りするのだ!わしについて参れ!!」


政元は我の決心を知っていたのだ。


政元『御所様は戦場で死ぬおつもりだ…。』




六角勢から矢が飛んできた。



義尚「くっ!!貴様らの矢など我に当たらぬわ!!」


我は矢を避け、打ち交わした。



六角勢は攻めてきた。

そこへ我の後から来た細川勢が突撃してきた。





政元「押し出せ!!」

義尚「政元!!」

政元「御所様!我らにお任せくだされ!!」




細川勢は勇猛果敢に攻めた。我も負けじと敵を斬り倒したが…


義尚「ぐっ…ゲホッゲホッ!!」


我は吐血し落馬した。

政元「御所様〜!!」


政元は我を安全な場所まで抱えて行った。



義尚「…まっ、政元…」

政元「御所様、敵は御所様の勇猛さで蹴散らしましたぞ。」

義尚「政元、我は将軍を見せれたか…?」

政元「充分にごさいます。ご立派な将軍でごさいます。」

義尚「…政元、我が死んだら…そなたが将軍になるのだ。」

政元「何をおっしゃいます…無理にございます。」

義尚「世は争乱…足利には世を治める力はない。力のあるものが世を治めるのだ……政元、最後の出陣…そなたと一緒で…嬉しかった………。」


我は生き絶えた…

政元「…御所様」




我は将軍のまま、戦場で死んだのだ…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜







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