天狗将軍 〜第51話 細川軍出撃〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次

 




世は争乱…


我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




長享2年(1488年)の真夏…



細川政元(ほそかわまさもと)は六角征伐を終わらせるべく意を決して甲賀攻めに乗り出たのだ。


コアラ六角征伐は六角高頼(ろっかくたかより)が甲賀山中に逃げて戦線は膠着状態になってしまっていたんだ。





政元「皆のもの、山中の六角勢を残すな!一人残らず一掃せよ!」




政元に従うは上原賢家(うえはらかたいえ)、薬師寺元長(やくしじもとなが)、香西元長(こうざいもとなが)、そして新たに被官にした赤沢元経(あかざわもとつね)。




細川勢の勢いは凄まじく六角勢を追い込んでいたが…





六角勢は細川勢が攻めてきたら山中に隠れ、細川勢が疲れてくるのを見て、攻めてくる「亀六ノ法」という戦法を使って翻弄していた。



コアラ「亀六ノ法」は六角高頼さんが考え出した戦法らしいよ





それでも政元は自ら山中に入り敵を攻めていた。



政元「そちらに逃げたぞ!元経!射ろ!」



ズサッ!




元経は弓矢に長けており次から次へと敵を射ていた。



コアラ元経さんは鷹狩の技能を認められて政元の家臣になったんだよ




元経「殿!深入りは禁物です。」


政元「まだ敵はおる!もと一息だ!」





政元らが一瞬気を抜いた時、政元の背後から…




スッ!!



政元目掛けて短刀が飛んできた。



元経「殿!!危ない!」


政元「!!」





その時!



ザスッ!!




短刀は政元の間に入ってきたものに刺さったのだ。



政元「!!…おまえは!?天狗!






天狗は政元を庇い、身を出したのだ。




元経は短刀が飛んできた方向に矢を放ち、敵兵を撃った。




天狗は倒れた。 


天狗「……ぐっ、無事か?」


政元「…なぜわしを助けた?」




政元は天狗の面に手をかけた。



政元「!そなたは!?」




天狗の面の下は思いもよらぬ人物だった…。







つづく…

コアラ次回をお楽しみに〜






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