天狗将軍 〜第27話 阿波の土一揆〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




文明10年(1478年)夏、細川政元(ほそかわまさもと)と家臣の上原賢家(うえはらかたいえ)と紗奈(さな)は和泉国から船で阿波国に渡った。



賢家「うぇぇ〜」

政元「賢家、大丈夫か?」


賢家は船に不慣れで船酔いしたのだった。


賢家「申し訳ごさいませぬ…船に乗るのは初めてで…うっ…うぇぇ〜」

紗奈「賢家殿、情けないですよ!」

政元「よいよい、しばらく、ここで休んでいこう。」




政元らは小高い山の頂きにいた。


政元が頂きから周りを眺めていると、

政元「ん?あれは?」




政元は進軍する集団を見たのだ。


紗奈「あれは一揆…百姓の集団だと思われます。」

政元「土一揆(つちいっき)か?」


コアラ土一揆は室町時代の中期から起きた百姓や地侍、馬借らの集団の政治的要求の行動なんだ。



政元「どうやら集会のようだな。近くで見てみたい。行こう。賢家はここで休んでおれ。」

紗奈「政元様、気をつけなされ。」





政元と紗奈は集団の近くまで来た。

集団の前に1人の男が立った。


男「よいか!今から土倉を襲う!そして守護様に徳政を出させるのだ!」

集団「おぉ〜!」


コアラ土倉って室町時代の金融業者、今でいう質屋みたいなもんかな。徳政って幕府なんかが土倉に対して出す債権放棄ってこと、ようは一揆を起こして借金なんかを帳消しにしたいんだね。



政元は集団の前にいる男に注目した。

政元「あの男…ただの地侍か?」

紗奈「あれは…この地の守護、阿波細川家(あわほそかわけ)の細川成之(ほそかわしげゆき)様に仕える三好之長(みよしゆきなが)にございます。」


三好之長


コアラ三好氏は阿波国でも有力な国侍なんだよ



政元「三好之長…成之殿に反抗して、攻められたこともあると聞く。」

紗奈「そうなんです。畿内の土一揆でも之長が誘導していると噂がたつほどです。」

政元「成之殿は何をしているのだ⁈」

紗奈「成之様は最近、御出家なされたはず。」


阿波国守護、細川成之



集団は土倉を襲い破壊の限りを尽くしていた。


政元「これが…地方の現状か…」




その時、

之長「そこの小童⁉︎阿波では見ぬ顔だな…」

紗奈「我らは旅の商人でございます。」

之長「ほほぉ、しかし守護家は代変わりがあったばかりだし、このように一揆の最中だ。商売などできぬぞ。」

紗奈「…そうでごさいますか…」

之長「小童…商人の小童にしては、違う雰囲気を感じるの…」


之長は政元の顔をまじまじと見た。

政元「…私は商売を学んでいるところでございます。」

之長「そうか…まぁよい。早くここを去ることじゃ。」

紗奈「はい…では」



政元と紗奈はその場を去った。


コアラ後に之長は政元に仕えることになるんだよね



政元は応仁の乱以降のひとつの下剋上を見たのでした。



政元らは阿波国から讃岐国へ入って行った…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜








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