天狗将軍 〜第8話 和睦へ向けて〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



「この愚か者!!」

室町御所に細川勝元(ほそかわかつもと)の怒鳴り声が響いた。


勝元に怒られているのは我と深夜徘徊をした聡明丸(そうめいまる、細川政元〔ほそかわまさもと〕の幼名)だ。

コアラ聡明丸くん、深夜に御所の外を見たかったんだね。


勝元「臣下であるお前が春王(はるおう、義尚の幼名)様をお諌めせねばならぬのに、一緒に外に出るとは何事か!」

聡明丸「…申し訳ございませぬ。」

聡明丸は謝るしかなかったようだ。


勝元「山名宗全(やまなそうぜん)と会ったそうだな…」

聡明丸「はい…母上がいました。」

勝元「そうか。」

聡明丸「父上、なぜ母上は敵方である山名邸にいるのですか?しかも、こちらの様子を話されていたのですよ!」


聡明丸は山名邸で母・(さと)がいたことが衝撃だったのだ。

勝元「里は何を話していた?」

聡明丸「父上が戦を終わりにしたいとか、宗全殿と会いたがっているとか…」

勝元「うむ…宗全は何と申しておった?」

聡明丸「父上と同じく戦を終わらしたいと…」

勝元「同じ思いか…ならばこの機を逃してはならぬな。」

聡明丸「父上!母上は!?」

勝元「里はわしの意を汲んで義父である宗全の元に行っただけだ。あやつもわしと宗全の和睦を望んでおるのだ。」


幼い聡明丸には里が間者の役目をしたことを理解できなかった。

コアラ間者って敵方を探る者だね。現代でいうスパイだな。



その夜、聡明丸は里が帰ってくるのを寝ずに待っていたが…帰ってこなかったようだ。




その後、勝元と宗全は乱を終結すべく、両方の家臣を使い密かに話し合いが進み出した。



しかし、両軍の中には和睦を反対するものがそれぞれいたのだ。


勝元の東軍では畠山政長(はたけやままさなが)や赤松政則(あかまつまさのり)。

赤松政則


政長「畠山の棟梁の座が決まらぬのに和睦はせぬ!」

政則「和睦をしたら、わしの領地を宗全にまた奪われるのか!?有り得ぬ!和睦などせぬぞ!」


コアラ赤松氏は1度宗全さんに滅ぼされ、それを勝元さんの後押しで再興したんだよね。だから政則さんにとって宗全さんは仇なんだ。



西軍では畠山義就(はたけやまよしなり)。

畠山義就

義就「わしは負けておらぬ。政長などに畠山の棟梁の地位は渡さぬ!」




これでは拉致があかぬと勝元と宗全は直に会うことになった。


この和睦の機会に我が足利将軍家は何をしていたか…

第8代将軍・足利義政




勝元は宗全に会う前に我が母・日野富子(ひのとみこ)の元を訪れたのだ…






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜









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