白の執権 〜第119話 宇治橋の合戦〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。




幕府軍19万は京の手前まで来ました。


コアラ泰時さんは鎌倉を出た時は18騎だったけど、道々で兵が集まってきて10万にもなったんだよ。




幕府軍と朝廷軍は宇治川を挟んで睨み合いました。


総大将の泰時は、

泰時「ここを渡れば京、目の前の敵を蹴散らせるだ!」


現在の宇治川



朝廷軍は宇治川にかかる橋を落とし、雨のような矢を放ちました。



朝廷軍の大将、藤原秀康(ふじわらのひでやす)は兵に鼓舞します。

秀康「朝敵を京に入れてはならん!ここで防ぐのじゃ!!放て!!!」



幕府軍は雨のような矢に苦戦します。

コアラ矢の嵐で幕府軍の兵にいっぱい当たったんだ。



さらに幕府軍は宇治川を渡ろうとしましたが豪雨による増水で渡ることができませんでした。溺死するものも出るほどだったのです。




翌日、泰時は自らの子、時氏(ときうじ)に命じます。

北条時氏



コアラ泰時さんの子、太郎くんは元服して時氏って名乗ったんだ。この時、18歳なんだ。



泰時「時氏!この川を渡ってみせよ!北条の、東国武士の勢いを見せよ!」

時氏「承知!!」



時氏は佐々木信綱(ささきのぶつな)と共に川を渡り、敵を突破したのです。




これを見た朝廷軍の秀康は、

秀康「これは…いかん!!退け、退くのだ!」



朝廷軍は京へ向け、走り出しました。




幕府軍は京になだれ込みました。





この報せを受けた後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)様は、


後鳥羽「京に入ってきただと!!敵はわずかではないのか!?」

「幕府軍は…19万です!」


後鳥羽「じゅう…19万だと!!……それが京に……」




この時、京に戻ってきた藤原秀康、三浦胤義(みうらたねよし)、山田重忠(やまだしげただ)らは御所に集まってきました。


しかし、後鳥羽上皇様は門を閉め、秀康らを追い返したのです…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜




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