諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
幕府軍19万は京の手前まで来ました。
幕府軍と朝廷軍は宇治川を挟んで睨み合いました。
総大将の泰時は、
泰時「ここを渡れば京、目の前の敵を蹴散らせるだ!」
朝廷軍は宇治川にかかる橋を落とし、雨のような矢を放ちました。
秀康「朝敵を京に入れてはならん!ここで防ぐのじゃ!!放て!!!」
幕府軍は雨のような矢に苦戦します。
さらに幕府軍は宇治川を渡ろうとしましたが豪雨による増水で渡ることができませんでした。溺死するものも出るほどだったのです。
翌日、泰時は自らの子、時氏(ときうじ)に命じます。
泰時さんの子、太郎くんは元服して時氏って名乗ったんだ。この時、18歳なんだ。
泰時「時氏!この川を渡ってみせよ!北条の、東国武士の勢いを見せよ!」
時氏「承知!!」
時氏は佐々木信綱(ささきのぶつな)と共に川を渡り、敵を突破したのです。
これを見た朝廷軍の秀康は、
秀康「これは…いかん!!退け、退くのだ!」
朝廷軍は京へ向け、走り出しました。
幕府軍は京になだれ込みました。
この報せを受けた後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)様は、
後鳥羽「京に入ってきただと!!敵はわずかではないのか!?」
「幕府軍は…19万です!」
後鳥羽「じゅう…19万だと!!……それが京に……」
この時、京に戻ってきた藤原秀康、三浦胤義(みうらたねよし)、山田重忠(やまだしげただ)らは御所に集まってきました。
しかし、後鳥羽上皇様は門を閉め、秀康らを追い返したのです…。
つづく…
次回をお楽しみに〜
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