諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
1213年5月、和田義盛(わだよしもり)の襲撃に備え、北条義時(ほうじょうよしとき)、泰時らは御所に参内しました。
義時は御所にいた政子(まさこ)様を見つけるや、
義時「姉上、和田勢が攻めてきます。ここは危のうございますので、鶴岡八幡宮にお移りください。」
政子「では鎌倉殿の御台様も一緒にお移り致しましょう。」
政子「義時、そなたのことだから勝算はあるのでしょう。ただ、予期しないこともありえます。」
義時「心得ております。」
そこへ御所に避難していた私が入ってきました。
義時「おぉ、竹子。そなたも早く移るのだぞ。」
竹子「父上、我が義父、大江広元(おおえのひろもと)を頼みます。」
義時「わかっておるぞ。」
泰時「竹子、御台様や政子様を守るのだぞ。」
この時、我が夫、大江親広(おおえのちかひろ)は塔婆供養のため、京に行っていました。
私は信子様や政子様と共に鶴岡八幡宮に移りました。
義時は御所の警護の采配し、使いを自邸に出し、集まっていた御家人たちに出陣の準備をするように命じました。
一方、和田義盛の館…
義盛「まだ横山時兼(よこやまときかね)殿は来ぬか⁈」
横山時兼が横山党、3000余りの兵を率いて来る予定になっていました。
しかし予定の時刻になっても現れず、義盛や義盛の四男、義直(よしなお)はイラついていました。
そこへ義盛の三男、朝比奈義秀(あさひなよしひで)が現れました。
義秀「父上!我らの動きは北条に悟られているはず。攻められる前にこちらから攻めましょうぞ!我が先陣を務めますゆえ!」
義盛は目を閉じて考えていました。
そして目を開き苦渋の顔で、
義盛「これ以上、待ってはこちらが不利になる…皆の者!出陣じゃ!」
義盛は150余騎を3つに分けて、御所、北条義時邸、大江広元邸を襲撃させたのです…。
つづく…
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