白の執権 〜第65話 皆で開墾〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。



新田荘(にったのしょう)に入った泰時らが見たのは土地の開墾している武士たちでした。


コアラ開墾して作物の取れる田畑を拡げていたんだね。


しかし、1人だけ何もせず立っているものがいました。それが新田氏の4代目当主・新田政義(にったまさよし)でした。



政義の姿を見て祖母である新田尼(にったのあま)はきつく叱りました。

新田尼「これ!政義殿!皆が一生懸命働いているのに、あなたは何をしているのですか⁉︎ 」

政義「これはお祖母様、わしは新田の当主です。殿様です。殿様は何もせず見てるのが仕事でしょ。」

新田尼「愚かなことを…あなたが率先して働かなくてどうするのですか!いざ戦が起きても新田には兵を従えるほどの蓄えはありませぬ。だから開墾し作物を育てて蓄えておくのです。」



その時、新田尼が連れていた2人の孫、源太(げんた)と小次郎(こじろう)は開墾の作業に加わりました。

コアラ源太と小次郎は新田尼の娘の子、政義さんさ新田尼の息子の子。つまり源太、小次郎と政義は従兄弟の関係なんだ。

源太「祖母様、私たちも手伝うよ!」



新田尼はそれを見て、目を細めました。そして政義をキッと睨んだのです。


政義「わっ、わかりましたよ。わしもやりますよ。」


政義はしぶしぶ開墾の作業の輪に入っていったのです。




新田尼「恥ずかしいところを見られましたね。」

泰時「開墾は大事なこと…我らも手伝いましょう。」

新田尼「いえ、そんな…」

泰時「これも何の縁、弥助(やすけ)、次郎(じろう)、やるぞー!」


泰時は2人の家臣とともに開墾の作業に加わりました。






泰時が新田荘にいる頃、鎌倉では泰時の妻、優子(ゆうこ)は子の太郎(たろう)が自邸の庭で遊ぶ様子を見ていました。

太郎「母上〜、走るのが早くなりましたぞ〜」

優子「ホントですね、父上が帰ってきたら競争しなければなりませぬなぁ。」


優子は泰時がいつ帰ってくるのか心配でした。


そこへ優子の実父、三浦義村(みうらよしむら)が入ってきました。

義村「おぉ、太郎は今日も元気じゃの〜」

優子「父上、いかがされました?」

義村「泰時殿は足利に行き、今頃は上野国に向かっておるかの〜」

優子「…父上、忍びを使って泰時様を見張っているのですか⁈ 」

義村「泰時殿を三浦に取り込む…お前もそれをわかっておるだろう、その為に嫁に出したのだからな。」

優子「それは…」



優子は実父の三浦義村の笑顔に不安しか感じませんでした。

そして早く泰時が帰ってくることを願うばかりでした…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





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