白の執権 〜第40話 景時の真意〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。



1199年秋、鎌倉では事件が起こりました。

亡き源頼朝(みなもとのよりとも)様の頃より仕えていた御家人、梶原景時(かじわらかげとき)が他の御家人たちの反発をかい鎌倉を追放されたのです。

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梶原景時


コアラかつて頼朝さんが平家方と戦った「石橋山の戦い」で当時、平家方だった景時さんは追い詰められ洞窟に逃げ込んだ頼朝さんを見逃したんだ。その後、頼朝さんが鎌倉に入ると景時さんは有力御家人として仕えたんだよね。


景時は自らの一族を連れ、所領の相模国一宮に謹慎しました。

この謹慎で御家人たちの反発が和らぎ、景時は鎌倉へ戻っていました。

しかし、源頼家(みなもとのよりいえ)様は景時を庇うことができなかったのです。



泰時は景時の館を訪ねました。泰時は鎌倉殿の忠臣である景時の真意を知りたかったのです。



景時「北条のものがわしに何の用だ?」

泰時「此度わたしが来たのは北条家とは関係ありませぬ。わたしは真意を知りたいのです。」

景時「……」


シャキッ!

景時は太刀を抜き、泰時の顔に突き付けました。

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泰時は微動だにせず景時を見つめました。



景時「…そなたには偽りはないようだな。」

泰時「偽り…とは?」

景時「今の鎌倉、御家人たちを見よ。本気で鎌倉殿に仕えているものがいるのか?…皆、己の欲得ばかりではないか…」

泰時「十三人の合議制で鎌倉殿を補佐する体制は整っておりますが…」

景時「あれは若い鎌倉殿から権力を奪ったにすぎない。権力を失った鎌倉殿は飾り物となるだろう。」

泰時「そんなことが…」

景時「今の鎌倉殿…頼家様は若い、まだ権力を奪われるとは思ってないようだ。わしが鎌倉殿の盾になろうと思ったが…」

泰時「わたしの名は亡き頼朝様より与えられたもの。わたしは鎌倉殿を支えていく所存!」

景時「泰時…志しはよいが、そなたもまだ若い。自らの家をよく見るのだ。」



数日後、景時は鎌倉を追放されました。

コアラ景時さんの鎌倉の館は壊され、景時さんが守護を務めていた美作国、播磨国は他の御家人に与えられました。




『自らの家をよく見よ!』


泰時は景時が残した言葉を思い返していました。

泰時「景時殿追放には…北条が裏で動いているのか…?」



翌1200年、景時は一族とともに上洛しようと京に向かう途中、駿河国辺りで在地の武士たちに襲撃され討ち死にしたのです。

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不穏が続く鎌倉ですが、新たな生命が誕生しました。

泰時の父、義時(よしとき)と正室、姫の前(ひめのまえ)に女の子が生まれました。


それがわたし…竹子(たけこ)の誕生です…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜






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