諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
(泰時はこの時点で頼時(よりとき)と名乗っています。)
源頼朝(みなもとのよりとも)様は頼時を呼び止めました。
頼朝「頼時…わしは馬から落ちたのか…?」
頼時「はい、そのように聞いております。」
頼朝「………どうやら…わしは毒を盛られたようだ…。」
頼時「誠にございますか⁈ 」
頼朝「うむ。供養式が終わり、食した後から頭がフラついて…」
頼時「では食事を用意したものが殿を狙った…早速捕まえてまいります。」
頼朝「……もうよい…わしは時期に死ぬ…犯人は探すな…」
頼時「されど!」
頼朝様は頼時の手を強く握りました。
頼時「そのものは…殿はご存知ですか?」
頼朝「想像はつく…いずれ朝廷と鎌倉はぶつかる時がこよう…鎌倉は朝敵とされるかもしれん。」
頼朝「わしはそれを防ぐために朝廷を超える力を持ちたかった…」
頼時「そのために姫様を入内させ、朝廷に入ろうとしたのですね…」
頼朝「よいか…わしを狙ったものを探すな…そやつは朝廷とも繋がっているはず…この事は政子(まさこ)と義時(よしとき)にだけ伝えておけ…そして、そなたにだけ言っておく…」
頼朝様はさらに強く頼時の手を握りました。
頼朝「わしが死ねば将軍は御家人たちの飾り物となろう。そうなれば鎌倉はバラバラになる…北条家が将軍を支えるのだ…そなたが将軍を補佐し、鎌倉を…武士をまとめよ!」
頼時「わたしが…⁈されどわたしは父・義時の庶子にございます。」
頼朝「そなたにはその器がある…以前…政子には頼時を大事にせよと伝えておる。よいか……うっ、、」
頼朝様は苦しみだしました。
頼時「殿!!もう話てはなりませぬ」
頼朝「…わしの死はしばらく伏せておけ…狙ったものの思うようにはせぬためにな…頼時…鎌倉を…武士の世を頼むぞ…泰らかな世を…そなたの名を…わしの死後、変えよ…泰時と……」
頼時「殿…殿!殿!」
頼時の手を握っていた頼朝様の手の力がなくなりました。
頼朝様は亡くなったのです…。
つづく…
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