世は群雄割拠の戦国時代。
わしは北条氏康(ほうじょううじやす)です。
1561年、長尾景虎(ながおかげとら)率いる長尾軍に包囲された我が小田原城(おだわらじょう)。
景虎は小田原城の蓮池門の前に1人で来て酒を飲み、北条軍を挑発しました。
そこへ綱成(つなしげ)が1人で出ていき景虎の前に立ちました。
綱成「私がお相手致す!」
景虎「待ってたぞ!綱成!」
両者は太刀を抜き、討ち合いました。
カキッ!
2人の攻防はお互いの意識を太刀に込めてぶつけ合うようでした。
回りの長尾軍、北条軍の兵はこの攻防を見入っていたのです。
バキッ!
景虎「くっ!これしき!」
綱成「まだまだ!」
折れた太刀を投げ捨て、2人は殴り合い出しました。
果てしなく続く殴り合いに回りは手を出せないでいました。
しかし…
2人の間に矢が飛んだきて地面に刺さりました。
その矢はわしが放ったのです。
氏康「やめいっ!!この一騎打ちは引き分けじゃ!!」
わしは綱成を失いたくはなかったのです。
綱成「大殿…わかりました。ハァハァ…景虎、この決着はいずれ!」
景虎「ふっ、望むところだ。そして氏康に言っておけ、これ以上、欲をかくなと!」
景虎は自らの陣へ退き、綱成も小田原城に戻りました。
その後、景虎は膠着状態の小田原城から鎌倉へ移動しました。
そこで景虎は上杉憲政(うえすぎのりまさ)から山内上杉家の家督と関東管領職を譲り受け、名を上杉政虎(うえすぎまさとら)と改めたのでした…。
つづく…
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