世は群雄割拠の戦国時代。
わしは北条氏康(ほうじょううじやす)です。
1549年、関東に地震が起きました。
この地震は史実でもあったようなんだけど詳細がわからんないんだ。甲斐であったようなんだけど…。
河越城(かわごえじょう)にいた綱成(つなしげ)は、
綱成「これは…小太郎(こたろう)は、すぐ小田原城(おだわらじょう)の氏康様のところに戻るのだ!」
小太郎「はっ!では!」
小太郎は新たに綱成付けとなった忍びの美郎(よしろう)を残し小田原へ向かいました。
綱成「美郎、城下の被害の様子を見に行くぞ!」
美郎「その前に…殿、家臣の関政助(せきまさすけ)にご注意ください。」
綱成「政助?なぜだ?政助は以前より北条に仕えし家臣ぞ。」
美郎「疑いがあるのです。まだはっきりとは申せませぬが…御用心を。」
美郎は我が父・氏綱(うじつな)を暗殺したものを調べ、何かを掴んでいたようでした。
地震により小田原も河越も城下は崩壊した建物だらけでした。
さらに民にも被害が起き、怪我人も出ていました。
綱成もわしも怪我人を救済するため、医師を手配しました。
怪我した民を救うのは氏康さんのお祖父さん・早雲(そううん)さんがやったことと同じだね。
さらに悪いことは続くもので地震の影響もあり、領内は不作に襲われたのです。
凶作で農作物があまり取れなかったんだね。
領地経営の遅れ、地震、凶作と続き、たまりかねた民がついに行動を起こしたのです。
小太郎「御館様!城下の民が…民が田畑にいないのです。田畑を放棄し逃げてしまいました。」
氏康「何っ!!」
恐れていたことが起きたのです。
民が田畑を放棄し逃亡が大規模に起こる国中諸郡退転(こくちゅうしょぐんたいてん)という状況になってしまったのです。
この状況の中を見た綱成は小田原城に来たのです…。
つづく…
次回をお楽しみに〜
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