私は北条早雲(ほうじょうそううん)の子・幻庵(げんあん)です。
(早雲は伊勢早雲(いせそううん)と名乗っています。)
早雲は三河国での戦から伊豆国の韮山城(にらやまじょう)に帰ってました。
早雲の正室の陽子(ようこ)が迎えに出てきました。
陽子「お帰りなさいませ。殿、先ほどよりお客様がお待ちです。」
早雲「客人?一体誰か?」
陽子「6人いらっしゃいます。なんでも伊勢での誓いを果たしにきたとおっしゃてます。」
早雲「伊勢での誓い!!まさか…。」
早雲は急いで客間に行きました。
客間には6人の男が待っていたのです。
早雲「そなたらは…!」
そこにいたのは以前、早雲が駿河国に下向する途中の伊勢国で意気投合した大道寺重時(だいどうじしげとき)殿、山中才四郎(やまなかさいしろう)殿、多目権兵衛(ためごへい)殿、荒木兵庫頭(あらきひょうごのかみ)殿、荒川又次郎(あらかわまたじろう)殿、在竹兵衛尉(ありたけひょうえのじょう)殿の6人でした。
重時「盛時殿…いや今は早雲殿でしたな。伊勢で国を持ったものの家臣になる約束、我ら果たしにきましたぞ。」
又次郎「わしは早雲殿の戦には何回か参陣したが、これぞ民を大切にする武士であると確信しました。」
才四郎「我ら全員、早雲殿にお仕え致す。」
早雲「これは…頼もしい!」
兵衛尉「早雲殿、いや御館様!我ら力を尽くします。」
早雲は頼もしい家臣を得ました。
新たな家臣を得た早雲の次なる目標は相模国の平定でした。
早雲は平定した伊豆国内と相模国の小田原城下の統治を進めつつ、関東の状況を睨んでいたのです。
この頃、1487年から始まっていた山内上杉家(やまのうちうえすぎけ)と扇谷上杉家(おうぎがやつうえすぎけ)との争い、長享の乱が続いていました…。
つづく…
