純友の謎 紀淑人 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

伊予守兼南海道追捕使てして「紀淑人」が伊予国に赴任してきました。

追捕使とは追捕、「追い捕らえる」の意で海賊、反乱などを鎮圧することを目的として実際に戦闘に当たることが多かったようです。

しかし、紀淑人は武力ではなく和をもって事にあたりました。

海賊集団に衣食や田畑・種子を与え農業に従事させる策を取りました。策により、海賊集団のリーダー格の小野氏彦、紀秋茂、津時成など30人余、総勢2,500人ほどが投降してきました。

純友も一旦は矛を収め、紀淑人に従います。
(この時、純友はまだ伊予掾の役職のままだったのでしょうか?)

武を和で収める策は最良と思います。現代にも通じるものだと考えます。

紀淑人は歌にも通じており、古今和歌集に一首採録されています。
{F44866C4-FA8C-4F9B-A79E-6B6CEE3B5248:01}

古今和歌集


しかし、純友の目指しているものはもっと違うものだったと思います。それがこの後の乱に繋がっていきます。


つづく…


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