源氏 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

『保元の乱』では源氏は父と子、兄と弟に分かれて戦っています。

源氏とは皇族が臣下に降りる際に名乗る氏の一つです。他には平氏や藤原氏、橘氏などがあります。

源氏といっても嵯峨天皇から出た嵯峨源氏、清和天皇から出た清和源氏など21の流派があるとされています。

清和源氏は武家の源氏として歴史上、名を馳せています。

更に清和源氏の中でも河内国を本拠地とする河内源氏は主流として栄えました。

前九年・後三年の役で活躍した源義家、鎌倉幕府を開いた源頼朝など有名ですね。

『保元の乱』で争った源為義、義朝、為朝も河内源氏です。


乱以前、源氏は一族の内紛で凋落し、為義は数々の不祥事で白河法皇、鳥羽法皇の信任を失い、藤原忠実、頼長を頼って勢力回復しようとしていました。

関東に下向していた義朝は東国武士を配下に従えて勢力を伸ばしていました。
更に都に戻った義朝は熱田大宮司の娘・由良御前を妻とし、院近臣である妻の実家を後ろ盾とし、鳥羽法皇に接近し、従五位下・下野守になりました。

この時点で義朝は父・為義より官位が上です。

鳥羽法皇側の義朝、藤原忠実・頼長側の為義、悲しい対立ですね。
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源氏の家紋・笹竜胆