18世紀前後はフランス革命とナポレオン1世の時代で、シャンパーニュにも大きな影響がありました。
第13回は「フランス革命・ナポレオン1世とシャンパン」についてです。
チャレンジしてみて下さい。
ℚ1.シャンパンには困窮の時代と成長の時代がありました。次の時代のうち成長の時代は、次のどれでしょうか?
① ルイ16世在位の時代(1774年~1792年)
② フランス革命後の第一共和政(1792~1804年)
③ ナポレオン1世在位の時代(1804年~1814年)
ℚ2.フランス革命(1789年)ではシャンパーニュ地方ではどのような影響があったでしょうか?
① シャンパンの販売が貴族の代わりに民衆に及び拡大した
② 教会の所有するブドウ畑が増加し、ワイン造りがますます盛んになった
③ 教会の所有するブドウ畑は国有化され、小さな区画に分割され売りに出された
ℚ3.ナポレオン1世はシャンパンの品質向上に寄与しています。次のどれでしょうか?
① 収穫時にブドウの圧搾機の中に砂糖を加えてアルコール濃度を上げる方法「シャプタリザシオン」を提唱した。
② 瓶内二次発酵時に加える糖の量を適切にする「リキュール・ド・ティラージュ」を提唱した。
③ 瓶詰め前にアルコール度の高いリキュールを加えて発酵を止め、最終的な糖分調整をする「ドサージュ」を提唱した。
如何でしょうか?
答えは、
ℚ1:③ ナポレオン1世在位の時代(1804年~1814年)
ℚ2:③ 教会の所有するブドウ畑は国有化され、小さな区画に分割され売りに出された
ℚ3:① 収穫時にブドウの圧搾機の中に砂糖を加えてアルコール濃度を上げる方法「シャプタリザシオン」を提唱した。
【解説】
ルイ16世(在位1774年5月10日 ~ 1792年8月10日)の時代には、君主制がますます専制的になって行き、フランス革命(1789年7月14日)に繋がって行きました。
そして、シャンパーニュ地方でも状況がにわかに悪化していました。
1776年のアメリカ独立戦争に際しイギリスが海上封鎖をし、シャンパンの販売が急激に落ち込んだのです。
そして、フランス革命後の第一共和政(1792~1804年)時代には、教会の所有するブドウ畑は国有化され、小さな区画に分割されブドウ栽培者に売りに出されました。
フランス革命、第一共和政時の混乱を収拾したのはナポレオン1世でシャンパーニュに繁栄の時代をもたらしました。
ナポレオン1世はシャンパンの品質向上に寄与しています。内務大臣に科学者アントワーヌ・シャプタルを任命し、収穫時にブドウの圧搾機の中に砂糖を加えてアルコール濃度を上げる方法(シャプタリザシオン)を提唱しました。寒冷地のためブドウが往々にして熟さないシャンパーニュ地方にとって重要な方法でした。

ご興味のある方は、「我慢の時代から更なる品質向上の時代へ: 18世紀末へ19世紀初頭・・・シャンパンのそうだったのか!⑬」⇒こちらをご覧ください。
詳しく解説しています。
