先週、ジョージア(※1)で造られるアンバーワインを飲みました。
個性的なワインだったので紹介します。

 

 ジョージアはウクライナの東南にあり、かつてソ連のもとで悲運な歴史を持った地でした。
その地に根差すとても歴史のある独特なワインです。



 オレンジワイン(※2)はご存じの方も多いと思います。
今から8千年前のワインの発祥地とも言われ、この地では「アンバーワイン」と呼ばれます。
アンバーとは琥珀色の意味です。ジョージアではブドウ果汁を漬け込む(マセラシオン)
期間が長いため、オレンジ色を超えて琥珀(こはく)色になることからこの名前が付きました。


 

 クヴェヴリという素焼きの壺を土の中に埋めるので自然と低温に保たれ、醗酵、熟成がゆっくりと進みます。これが独特な風味を生みます。

その風味ですが、
・香りは色合いに見合うようにオレンジや紅茶の香りがします。熟成の効果でこの香りがします。


・また土っぽさも少し感じます。土に埋めたクヴェヴリの中で発酵させるからなんでしょう。あまり強い土っぽさは不快に感じますが、ほどほどです。


・そして、渋味が感じられますし、程なくすると苦みが感じられるようになります。茎や種を一緒に漬け込んだための苦みや渋みです。

 白ワインと赤ワインの両方の特徴を併せ持つアンバーワイン
ペアリングとして合う料理は、発酵料理や中華料理など。すき焼なども。幅広いように思えます。
なお、ブドウ品種はルカツィテリ(Rkatsiteli)というジョージア固有の品種です。




(※1)ジョージア:黒海の東側にある国。旧ソ連時代はグルジアと呼ばれていた。
(※2)オレンジワイン:白ブドウを赤ワインの製造法で造ったもの。
白ブドウを果皮や種子と一緒に漬け込み、発酵させる。そのため果皮や種子の成分、例えば渋みの元になるタンニンや色素が抽出され、渋味が出て色もオレンジの色合いになる。このためオレンジワインと呼ばれる。