G.H.マムは多くのシャンパン・メゾンの中でもその歴史の起伏に富んだ会社です。
第16回は「G.H.マム」についてです。
チャレンジしてみて下さい。
ℚ1.G.H.マムは1827年の創業ですが、創業者の出身はどこでしょうか?
①シャンパーニュ地方
②ブルゴーニュ地方
③英国
④ドイツ
ℚ2..G.H.マムのラベルにある鳥をかたどった紋章は次のどれでしょうか?
①ベルサイユ宮殿御用達の印
②ドイツ公式御用達の印
③英国王室御用達の印
ℚ3.G.H.マムの代表的な銘柄「コルトン・ルージュ」とはどういう意味を持った名前でしょうか
①赤い口紅
②赤い拳銃
③赤色のリボン
如何でしょうか?
答えは、
ℚ1:④ドイツ
ℚ2:③英国王室御用達の印
ℚ3:③赤色のリボン
【解説】
G.H.マムは多くのシャンパン・メゾンの中でもその歴史の起伏に富んだ会社です。
その変遷の中で生み出されたシャンパンの香り、口当たり、飲み心地の良さは「Soft&Mild」との形容が相応しいとよく言われています。コルトン・ルージュに代表される人気シャンパンを生んだG.H.マムの創業者はドイツ人で3代にわたり現在のG.H.マムの基盤を築き上げたました。
1827年の創業で間もなく200年になりますが、1873年にはコルトン・ルージュを販売し大当たりしました。1876年、ジョルジュ・エルマン・マムがキュヴェ ブリュット(辛口)のボトルネックに赤いシルクのリボンの装飾を施しました。このリボンは、フランスで最も権威ある勲章であるサン ルイ勲章やレジオン ド ヌール勲章の受賞者に授与される赤色の綬(フランス語でコルドン ルージュ)からヒントを得たものでした。
そして、1900年頃より オーストリア・ハンガリー帝国 、ベルギー王国、 オランダ王国 、スウェーデン王国、ノルウェー王国などヨーロッパ各国の王室で愛飲されてきました。1904年には英国王室御用達のシャンパンに指定され、 バッキンガム宮殿での祝宴に供されるようになりました。その証としてボトルネックに、英国王室御用達の印である王家の紋章が記されています。
ご興味のある方は、「歴史の波に翻弄された品格と親しみのメゾン G.H.マム・・・シャンパン・メゾン④」⇒こちらをご覧ください。
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