発泡性ワインは長い歴史の中で洗練されて現代のようになってきました。
第8回は自然発泡性ワインについてです。
チャレンジしてみて下さい。
ℚ1.シャンパーニュ地方が発泡性ワインの発祥地になった理由を選んで下さい。
① 冷涼な地域だったから
② 国王が製造を奨励したから
③ 特別な種類のブドウが栽培できたから
ℚ2.17世紀末、シャンパーニュ地方の自然発泡性ワインに注目した地域がありました。それがきっかけでその後発泡性ワインの歴史がスタートするのですが、そのきっかけを作ったのは、どこでしょうか?
① ロンドン(英国)
② パリ
③ ロシア
④ ローマ(イタリア)
ℚ3.シャンパンはコルク栓でガスが閉じ込められますが、17世紀のコルク栓について正しくないものを選んで下さい。
① ドンペリが発明した。
② 古くから英国で使用していた。
③ 産地はポルトガル・スペインである。
如何でしょうか?
答えは、
ℚ1:① 冷涼な地域だったから
ℚ2:① ロンドン(英国)
ℚ3:① ドンペリが発明した。
【解説】
古代から赤ワインが中心であったシャンパーニュ地方のワインが発泡性ワインに変わっていった契機は17世紀末からです。
シャンパーニュ地方の冷涼な気候の下では葡萄の収穫は晩秋まで延ばさざるを得ません。そうなると、酵母によるアルコール発酵の時間が限られ冬を迎え、酵母は寒さで活動を停止してしまいます。しかし春になると酵母は目を覚まし、再び発酵を始め炭酸ガスを放出するのです。このようにして自然発砲のやや泡立つワインができました。
実は、自然発泡性ワインに注目したのは、フランスでなく英国です。
ロンドンではすでに1660年ころに自然発泡性ワインが流行していました。フランス人のサン・エヴェルモンという人物がロンドンに居着き、シャンパーニュ地方のワインを取り寄せ、泡立つワインを造っていたのです。
1685年、シャンパーニュ地方で初めてコルク栓が登場します。泡を、瓶の中に閉じ込めることができるようになりました。ドン・ピエール・ペリニョンはその一助に貢献したのですが、発明はしていません。
イギリスでは古くからスペインやポルトガルと交易して、エールの瓶詰後の栓に使用されていました。

ご興味のある方は、「シャンパンの歴史は17世紀末から、実は英国が先駆けだった・・・シャンパンのそうだったのか!⑧」⇒こちらをご覧ください。
詳しく解説しています。
