ワインの長い歴史の中でヨーロッパでは教会を抜きにしては語れません。
教会はワインと関わって歴史を紡いできました。
 第6回は教会とワインの関係についてです。

チャレンジしてみて下さい。

 


ℚ1中世の教会や修道院にとってブドウ畑やワインはどのような意味を持っていたのでしょうか?当てはまるものを全て選んで下さい。
① ワインは教会にとってミサの執行に欠かせないもの
② ワインは教会にとって病人の治療、旅人や巡礼者のもてなしに欠かせないもの

③ ワイン売買は教会の財政的な支柱だった。
④ ブドウ栽培やワイン製造は修道僧が担っていた。


ℚ2教会・修道院は管轄するブドウ栽培やワイン売買について優遇されていました。どのような優遇だったでしょうか?当てはまるものを全て選んで下さい。
① ブドウ栽培者は教会がブドウ畑から採れたブドウを売りだす前にブドウを売ってはいけない。
 ブドウ栽培者は教会に税を納めなければならない。
③ 教会はワイン売買に関する税を免除されていた。



ℚ3.フランス革命(1789年)後に、教会や修道院のブドウ畑やワイン造りはどうなったでしょうか?
① 
王族や貴族所有のブドウ畑を加えてブドウ畑は増加した

② 所有するブドウ畑は国に没収されて売り出された
③ 所有するブドウ畑で採れたブドウでワインを造ることを禁止された



如何でしょうか?

答えは、

ℚ1:①、②、③、④全て

ℚ2:①、②、③全て
ℚ3:② 所有するブドウ畑は国に没収されて売り出された
 

【解説】
 ワインは教会にとってミサの執行、病人の治療、旅人や巡礼者のもてなしに欠かせないものでした。そして何よりワインは教会の財政的な支柱でもありました。その主体者は修道僧で、彼らは良質なワインを造る当代きってのワイン醸造者でした。


 フランス革命時に、教会は革命の標的となりました。その理由は教会の特権にありました。教会は、ワインを売る際に課せられる課税を免除されているばかりでなく、ブドウ栽培者に対して「十分の一税」を課していました。またブドウ栽培者は自らのブドウを売るのに、修道僧がブドウを売る前には売ってはならないとされてもいました。このような教会に対する風当たりは強く、革命では教会の財産は国有化され、その後に売りに出されました。

ご興味のある方は、「ワイン造りが教会を支えた・・・シャンパンのそうだったのか!⑥」こちらをご覧ください。
詳しく解説しています。